授業でも高校入試でも理科が肝だなあ | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
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さくら個別の國立先生の働きかけにより、

昨日愛知県の教育委員会のHPにこの春の公立入試の平均点が発表されました。

 

 

 

そしてさっそく未来義塾の守田先生が考察されていました。

内容が一部重複しますが、今週は理科のことに頭を悩ませることが多い週でした。

したがって私もその辺りについて今日は書いていきます。

 

まず愛知県の公立入試のこの10年の変化をこのように捉えています。

 

英語:やや易化傾向で難易度は普通(英検に試験の中身が似てきた)

数学:やや易化傾向で難易度は普通(計算以外にも基礎問題が見られるように変わってきた)

国語:難しさは横ばいで難易度は易しい(古文の全和訳が無くなって数年)

理科:難化傾向で難易度はやや難しい
社会:難しさは横ばいで難易度は易しい(定期テストとは順位が異なるケースが多い)

 

月曜日に岩倉南部中で3年生に理科の対策プリントが配られました。

入試問題を中心に構成されたもので、今まで易しめだった南部中のイメージを変える様な内容でした。

結局あまり本番のテストでそこからは出ませんでしたが、

一問一答ではない形式の問題に慣れさせたい先生方の意図が分かります。

ただそれを使って授業をした火曜日は阿鼻叫喚の絵図になってしまいました。。

 

次に合宿の打ち合わせでも「理科の定着は難しい」という話題になり、

私自身も5教科で最も授業に苦心しているのが理科なので、

「目に見えないものをどのように説明して問題を解ける所に昇華していくのか?」

そういったことを話し合いました(結論が出たわけではありません。。)

 

そもそも現在の指導要領をフラットに見た場合、

中学の5教科では理科が最も難しいと言えます。

その上で愛知県の公立入試でも理科が難しくなっており、

特に問題文が長くなっている傾向と、資料集や時事の話題に絡めて出てくる傾向は、

今後も続くのは間違いありません。

 

言い換えると、愛知県の入試の「理科」は

「総合」という科目のテストだと言っても過言ではありません。

問題文の読み取りはむしろ国語よりも読解力を要します。

「理科」として本当に難しいという問題ではなく、聞かれていることは簡単なのに、

それが長文とグラフや表を纏って登場するので、一部の受験生が根負けする感覚です。

 

現在中3が習っている単元の入試問題。問題自体は大して難しくありませんが、

問題文が長く苦手意識のある子は途中で思考を投げ出しがちです。

 

合宿ではイオンは扱いませんが、化学反応を理科では重点的に行うので、

こういった問題を確実に取れるようにさせてあげたいのです。

 

こちらも非常に簡単なのに、選択肢の文章の長さに戸惑いそうな問題の例

 

2020年度からの大学入試の変化を見据え、

愛知県以外でも総合的な実力を問われるテストが、高校入試で増えているようです。

愛知県ではその傾向が理科で最もはっきり出ているんですよね。

これからの時代はこういった形式の問題で合否を決める時代になっていきます。

つまり「理科を制すれば、将来が開ける」

そう考えて普段から文章を読んだり、図やグラフの意味を考えたりしていきましょう!

 

 

 

【今日のW杯雑感】

 

開幕戦は前半のみテレビ視聴。選手の紹介シーンがフォーメーションと相まってカッコいいですね。サッカーに限らず大きな国際大会でいつも思うのは、欧米の選手は気合をパフォーマンスにつなげる力に長けているなと。自国開催の開幕戦、プーチンが見ている、最近の試合は不調だった。そんな状況下で最高の内容を示したロシアは素晴らしい。特に前線からのプレッシャーの掛け方は見事。トレンドであるFWからのディフェンスを体現していた。サウジにも触れておく。アジア勢にとって今回の冷涼な気候はハンデになると思い知らされた。高温多湿の消耗戦でこそアジアの国は輝く。今夜のイランはアジア勢の中ではチャンスが大きい試合。せめてアジアで3勝くらいはしてほしい。