新党潰しには有効だったろうが、自民党は選挙を急ぎ過ぎて失った票もそれなりにありそうだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

岸田甘利執行部の今回の衆議院選挙についての選挙戦略は、どうも成功しなかったと言わざるを得ないようだ。

確かに上田新党やファーストの会新党の芽を潰すことには成功したように見えるが、やはりすべてが慌て過ぎて、若干ドタバタ選挙のような色彩が強くなった。

選挙管理委員会のミスがあちらこちらで目立つ。

これまでの選挙管理委員会では見られなかったような手違いがあちこちで発生したようである。
投票権の渡し違いや投票箱の設置間違いで無効扱いにしなければならない票が出て来てしまっているようだ。

在外投票の実施にも色々支障が出ているようである。
投票権の郵送遅れ等で在外投票が出来ないケースがある、などということを聞くと、今回の衆議院選挙に関してはやはり選挙管理体制を整えるための準備期間があまりにも短かった、と言わざるを得ない。

選挙管理委員会の職員の方々に無理を押し付けてしまったような感じである。

自民党の岸田甘利執行部は、横綱相撲を諦めてしまっていた。
奇襲作戦でそれなりに勝利できると思っていたのだろうが、どうも今回の奇襲作戦は失敗に終わりそうだ。