遠慮する必要はありませんよ、ドンドンご自分の力を発揮してくださいね、と申し上げたくなるのだが、世の中には周りに気兼ねしてご自分の力を存分には発揮しないでおられる方がそれなりにいる。
私が見ている限りでは、やはり女性の方にそういう人が多そうである。
パートナーよりも目立ったり、稼ぎが多くなったり、重要なポストに就くことに慎重になったりするのは、今の社会ではある程度仕方がないことだとは思っているが、社会全体のことを考えると、実は結構勿体ないことである。
私は、男性、女性を問わず、伸びる可能性を秘めておられる方々には、存分にその力を発揮していただくように環境を整えてきたつもりである。弁護士としても、国会議員としても。
幸い、私と縁があった方々は、それぞれの世界でそれなりの成果を挙げておられる。
皆さん、まだまだ大きくなる可能性がある。
私と縁があった方々がどこまで伸びてくださるか、楽しみにしている。
特に政治の世界では、自民党の「危機と戦う!セーフティネット政策議員連盟」に参加いていただいた方々。
私の手元に「国民の生活はわれわれが守る!」という本がある。
私が会長を務め、牧原秀樹衆議院議員が事務局長、現在参議院議員で当時衆議院議員であった片山さつきさんが幹事長に就任していた自民党の「危機と戦う!セーフティネット政策議員連盟」に参加していた方々の中の有志7名による書籍である。
共著者名および執筆項目を並べると、次のとおり。
序章「姉歯事件から追い出し屋まで」早川忠孝
第1章「常に被害者の味方でありたい」牧原秀樹
第2章「政治家が本気で動けば流れが変わる」片山さつき
第3章「弱きを助け、強きをくじく!」森まさこ
第4章「最期にあなたを救うのは、政治!」丸川珠代
第5章「生の現場こそ政治の現場!」いざわ京子
第6章「消費者市民社会の構築」島尻安伊子
第7章「新たな出発に向けて」早川忠孝
片山さつきさんは、前内閣府国務大臣、森まさこさんは前法務大臣、丸川珠代さんは、今日、橋本聖子さんに代わって新たにオリンピック担当大臣を拝命することになったばかりの参議院議員、第5章の執筆者のいざわ京子さんの最近の活動状況は詳らかではないが、最後の島尻安伊子さんは元沖縄及び北方対策等担当の内閣府特命担当大臣だった。
私の周りでは、どうも女性の方々に、先に重要な職責が与えられるようである。
まあ、遠慮されないで、ドンドン力を発揮してくださいね。