国会議員の秘書は、沢山のことを学べるいい仕事の一つではあるが、いい仕事になるかならないかは主次第のところがある。
幸い私のところで秘書を経験した人は、皆、それぞれに自分の道を堂々と歩めるようになっているが、世間には、主のために詰め腹を切らされたり、人生を狂わされてしまった人もそれなりにいることは間違いなさそうだ。
中には、墓の中まで秘密を持って行く人もいるようだが、どうやら今はそういう時代ではないようだ。
法廷に呼ばれれば、いくら主から睨みつけられても、自分が知っている本当の事実を話すようになるものだ。
いつかは、本当のことが明らかになる。
天網恢恢疎にして漏らさず、というところか。
国会議員の秘書は、政治家への登竜門の一つであることは間違いないが、誰にでもお勧め出来る仕事ではない。
まずは、主を選ぶべきである。