将棋の盤面では詰んでいるように見えるが、それでも永田町では詰まないのかも知れない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

何をもって詰んだとみるか、という問題があるように思う。

将棋の盤は平面なので、盤面で逃げ道がなくなれば詰んだということにあるが、永田町の将棋は立体的で、前後左右に逃げ道がない時は、上に登ったり下に潜ったり、というとっておきの逃げ道がありそうだ。

上に登ったり下に潜っても追及を躱すことは出来ないだろうが、とりあえずの詰みは免れることが出来る。

進退に窮した人が良くやるのは入院だが、時には政界引退ないし議員バッジの返上などということもある。

安倍前総理にはもはや最強の守護神の後ろ盾がなさそうだから、この先面白そうなことは何一つないかも知れない。

以前なら官房長官がフィクサー然として後始末を引き受けてくれたかも知れないが、さすがに今は、余計な口出しも手出しもしないだろう。

行くところまで行くしかない、というのが、現在の官邸の基本的対処方針だろう。
多分、公明党の執行部も同じスタンスだろうと思っている。

安倍さんは、相当辛いはずである。