救いようがない人 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

助けてくれー、などと言われてしまうと、決して無碍にはしないのが私たちだが、しかし、世の中にはどうやっても救いようがない人がいるのは確かだ。

まあ、助けてくれー、などと言われているわけではないので、ただぽかんと口を開けて黙って見ているだけだったが、今般、千代田区の選挙管理委員会が千代田区長が発した区議会の解散通知には何の法的効力もないと確認し、選挙管理委員会の見解として公表するに至ったことは至極当然だと思っている。

救いようがない人があちこちにいるが、今、最も目立つのは千代田区長だろう。

まもなく80歳に手が届くそうだから、次の選挙にはお出にならないのだろうが、年齢の割には鼻息が荒く、ご自分の行動には絶対の自信をお持ちになっているようだ。
周りにおられる職員の方々が実にお気の毒だが、職員の方が如何に諄々と道理を説いても、この方はまず聞き入れないだろう。

こういう場合は、家族の方や親しい友人、知人、さらには、ご本人が一目置くような法律専門家が然るべく相談に乗ってあげるといいのだが、ご本人が唯我独尊のタイプの方だと誰にも相談しないことが多いので、始末が悪い。

晩節を穢す、というのは、まさにこういうことである。

やはり、行くところまで行くしかないのかな?