水と油を混ぜて何か素敵なものを作ろうとしても無理でしょう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

共産党の現職の衆議院議員が海賊テレビに出るくらいだから、共産党が変わろうとしていることは確かである。

立憲民主党も国民民主党もそれぞれ変わらないと大して展望が拓けないのは間違いないが、それにしても両党が合流すれば何とかなるだろうと思っておられるのであれば、甘い。

ワクワク感がどこにもないじゃないか、と言われているようだが、私から言わせればどちらかと言うとウンザリ感の方が強い。
何としても両党の合流を望んでおられる方がいるのは十分承知しているが、「立憲民主党」という名称に拘っている方がいる限りこの話は前に進まない。

両党の間を取り持つとすれば、「共に民主党」くらいな感じになるが、これではどこかの国の二番煎じになるから、とてもお勧め出来ない。

仮に一時的に合流しても、そこからは何も新しいものは生まれそうにない。
化学変化を起こすためには、化学変化を起こすに足る何らかの触媒が必要になるはずだが、その触媒がどこにもなさそうだ。

確か、水と油は絶対に混じり合わないはずだ。
一時的には混じり合ったように見えても、いずれ水と油はそれぞれ別の層を形成する。

やってみなければ分からない、という声も上がるだろうが、まあ、結果は見えている。

無駄なことにエネルギーを使うのは、皆さんにとって損になるはずだ。

必要なのは、両党の合流ではなく、選挙区の調整と統一名簿の作成のはずである。
両党の解党はしないで、統一名簿に記載される候補者の受け皿政党を新たに作るだけで当面は足りるはずだ。

難しく考える必要はない。

変な話だが、5人の国会議員がその気になれば、統一名簿登載候補者受け皿政党が出来てしまう。

かつて、維新がそれに近いことをやった。
維新創立当時の5人のメンバーは、今はどこかに行ってしまっているが・・。