コロナの感染拡大を防止できない責任は、国にも東京都にも国民にもある、ということだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

責任の擦り合いは、しないことである。

残念ながら、現状ではコロナの感染の拡大を未然に防ぐ方法はなさそうである。

コロナの感染者拡大の責任を東京都に擦り付けるつもりはなかったのだろうが、菅さんの発言は言葉足らずだった。
小池さんもことさらに国の責任を論うつもりはないのだろうが、今は、皆さん、こういうことには過敏になっているようなので、お互いに、言葉は慎重の上にも慎重に選んだ方がいい。

目に見えないコロナウィルスとの戦いは、実に厄介である。
万全を期しているようで、実はあちこちに穴がある。

幸い、今のところ重症者は少ないようである。
アメリカのように、一日に6万人以上の新感染者が出るような状況に陥っていないことは不幸中の幸い、というところか。

コロナとの戦いでは、一人の脱落者も出さないようにすることが肝腎である。
今、東京女子医大はじめ医療関係者の間から脱落者が出ようとしている。
九州の豪雨災害被害対策も重要だが、同時に医療崩壊の危機克服対策も重要である。

今は、国と東京都で責任の擦り合いをしているような状況ではない。

マスコミを喜ばせてしまうような材料は、作るべからず。

あえて、そう申し上げておく。