もう一度国会に戻った時に私の働き場はあるか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

ないな、というのが正直な感想である。

共謀罪のことについてとある新聞社から取材を受けたが、さすがに10年以上前のことはあまり覚えていない。

資料を見ればそれなりのことは思い出すが、資料を読んで思うのは、よくここまで議論していたな、立派なものだ、大したものだ、ということで、今の私が同じことを出来るかと言えばとても出来そうにない。

10年の歳月は大きい。
10年あれば途轍もなく成長することもあれば、その反対に著しく退歩してしまうこともある。
せめて当時の状態を維持できていればいいのだが、どう見ても退歩である。

仕方ありませんね、というところか。
やはり現役を続けていることが大事で、その職を離れてしまうと一日一日疎くなる。

後進の方々に頑張っていただきたいのだが、後進の方々に今一つ頼り切れないところがある。
問題意識をどの程度お持ちなのかが、不安である。
憲法問題然り、共謀罪問題然り。
自民党の中での検討がどこまで進むのかを見守っているところである。

10年の間に、私が存じ上げている、この人はよく分かっている、と思っていた方々が皆、政界から去って行ってしまった。
そう言う状況の中で現役の方々がどこまでの議論をされるのか、どこまで議論を深めていただけるのか、見ているところである。

私が皆さんの参考までに意見を申し上げる時が来るかも知れないが、今はまだその時ではないな、早過ぎるなと思っているところである。

もっとも、私が意見を申し上げてももう遅すぎる、too late なんていうことになる虞も十分あるのだが。