小池劇場の暴走と捉える人がおられるが、まだほんの足慣らしじゃないかな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

ちょっとタイミングが唐突過ぎたのかも知れないな、と思っている。

小池さんのマスコミ操縦術の巧みさが際立っているが、やり過ぎると思わぬところで足元を掬われることがあるから、時々は力を抜かれた方がいい。
長丁場の戦いになることは間違いないのだから、上手な息継ぎを心がける必要がありそうである。

小池さんの定例記者会見はもはやマスコミにとって絶対に取材をサボることが出来ないようなビッグイベントになっており、定例記者会見で小池さんが発する一言一言が翌日、翌々日のお茶の間の大きなニュースになってくる。

よくタイミングを計って次から次へと燃料を投下するな、と感心するが、うん、ひょっとしたらこれはやり過ぎじゃないかしら、もう少し待った方がいいんじゃないかな、と思うようなこともある。

何でも記者会見の場で材料を提供するのではなく、それぞれのマスコミがスクープを出せるように少し手控えておく、などということも考えておいた方がいい。
マスコミの独自取材の方が世論形成にはプラスすることが多い。
どうも、小池さんがマスコミを操っているような印象が出始めたので、結構世間に対する影響力がありそうな方々が小池さんの暴走を懸念するような記事を書き始めたのだと思う。

ちょっと危ないぞ、と警告を発し始めた方々の意見にも耳を傾けられた方がいいだろう。

そういう方々の言われるおりにすることはさらさらないが、複数の識者から独裁とか暴走と言われてしまうと、小池さんに不満を持っている方々の嫌悪感に火を点けてしまう。

まあ、何にしてもほどほどがいい。
押すばかりが能ではない。
時には、引いてみるのも大事である。

まあ、石原元都知事に対する損害賠償請求訴訟を提起せよ、という住民訴訟に対する応訴方針の見直し自体は、東京都の長である都知事が変わった以上特に問題となることではないが、如何にも個人的な感情や政治的思惑に基づく恣意的な措置だ、などと批判されるようなことは出来るだけ避けることである。

やる時は、そっとやる。
やったうえで、ゆっくりじっくり表に出す。

こういうことは、小池さんご本人が表に出ないようにしてやるのがいい。

まだ間に合うはずである。

何かの参考になれば幸いだ。