希望の塾の参加者は、4500人を超えるそうだ。
地方議員の方々や弁護士などの専門職種の方もおられるようだから、結構期待していいのかも知れない。
高い志を持った意欲のある若者が集まれば、そこから何かが生まれるだろうと思う。
希望の塾が若い方々の本当の切磋琢磨の場になってくれればいい。
これまであった様々な政治塾は、切磋琢磨の場としては今一つだったような気がしている。
小池さんがどれだけ魅力的な人材育成の場を創ってくれるか楽しみである。
4500人もの人を一堂に集めて講師が一方的に喋るだけでは、残念ながらその場はとても切磋琢磨する場にはならない。
芋を洗うような場にはなるだろうが、一人一人を磨き上げることは無理なはずである。
何とかして一人一人を競い合わせるような場にするための特別の工夫をされた方がいいだろう。
今回は、毎月講義を行い、参加者にはレポートの提出を求めることにしたそうである。
遠隔地にいて上京出来そうもない人には通信による受講を認めるそうだから、この方式であれば確かに受講生が4000人であろうが5000人であろうが何とかなるだろう。
しかし、大事なことは同じ釜の飯を食うくらいの親密な関係をどうやって築いていくか、ということではないだろうか。
1週間くらいの合宿生活を経験させると、自然とそこから同志的な連帯感や同志的な結合が生まれてくるものである。
小池さんがどれだけの規模のものを考えておられるか分からないが、現時点で小池さんを慕って4500人を超える人たちがそれなりのお金を払って集まってくる、というのだから、上手にやると新しい社会教育の場を作り出すことが出来る。
今回は来年3月までの期限付き開講だということだが、どこかの大学と連携して本格的な社会教育事業に乗り出されては如何だろうか。
大隈重信は早稲田大学を創設し、福沢諭吉は慶應義塾大学を産み出した。
小さく生んで大きく育てるのがいい。
さて、小池さんは、何を生んでくれるだろうか。
まもなくスタートする希望の塾の成長を楽しみにしている。