恒久的生前退位制度を導入するためには憲法改正が必要、との内閣法制局の見解を覆すのは難しい | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

国民世論の形成に多少とも貢献できるのであれば、私はどなたとの対談も拒絶しない。

 

体の体操も頭の体操も毎日しっかりやっているから、どんな場面に遭遇してもそんなに慌てない。

たとえ意見が一致しなくても、意見が違うということで相手の方を非難することもなければ、ことさらに侮辱するようなこともない。

 

単に、意見が違いますね、ということを確認してお別れするだけで、それ以上のことはない。

 

私のブログの読者の中には、小林よしのり氏との対談なり対決を望んでおられる方もおられるようだが、超売れっ子の小林よしのり氏が私との対談を望まれるはずもないから私からは何のアクションも起こさない。

 

しかし、鳥越氏のように論争の相手方との直接の対談や対決を忌避するようなこともしない。

 

私が望むのは、小林よしのり氏がご自分の議論についてのコメント欄を広く読者に開放されることだけで、小林よしのり氏の議論をどこかに封じ込めようなどとはまったく考えていない。

 

とにかくどんな議論でも、とりあえずは開かれた場でどんどんおやりになればいい、というのが

私の基本スタンスで、私は、言論の自由、思想信条の自由の保証は、開かれた民主社会の根本理念でなければならないと信じている一人である。

 

小林よしのり氏は、天皇の生前退位(譲位)制度は恒久的な制度として導入すべきだ、と主張されているようだ。

マスコミの報道がどこまで真実か分からないが、内閣法制局は恒久的生前退位(譲位)制度を導入するためには憲法そのものの改正が必要となる、という見解を関係者に示したことがあるようである。

 

内閣法制局は内閣にとって憲法の番人と言われる存在だから、内閣法制局が皇室典範の改正だけでは足りない、と言えば、内閣はこれに従わざるを得ない。

そういう面倒臭いことを言う内閣法制局は外してしまえ、内閣法制局のメンバーを入れ替えろ、などと言ってしまうと、平和安全法制整備法案と同じような問題になってしまうから、内閣としてはどうしても慎重にならざるを得なくなる。

 

小林よしのり氏の言わんとするところはそれなりに理解しているつもりだが、しかし小林よしのり氏の主張されるような方向には世の中は動かないだろうな、というのが私の率直な感想である。

 

問題の難しさがある程度分かっているから、こんな物言いになる。

別に小林よしのり氏を論破しようと構えているわけでもなく、道場破りを試みようとしているわけでもない。

 

ブロゴスの読者の中には、私がブロゴスに投稿しているように理解されている方がおられるが、私は単にアメブロの自分のブログに自分の感想なり意見を書いているだけで、ブロゴスに私の記事が載っているのは、ブロゴスのスタッフの方が私の記事を転載されているからである。

ご理解いただければ幸いである。