これもささやかなビヨンドXプロジェクトの成果だろうか、と思っている。
昨年は3度にわたり留学生の皆さんと一緒に福島、宮城、岩手の被災地の視察バス旅行を実施した。
視察旅行に参加した留学生の皆さんの声を出来るだけ早くまとめて本にしたいと思っていたが、残念ながら未だに完成には至っていない。
本は出来上がらないが、それでも留学生との交流事業は着実に前進している。
ビヨンドXプロジェクトがバックアップしてきた日中の未来を考える会が主宰する留学生との山中湖新春バスツワーが来年の1月4日に開催されることになった。
50人ほどのメンバーで山中湖に行って世界遺産に登録された富士山の雄姿を堪能してくるという企画だが、フェイスブックを通じての呼びかけだけで50人もの参加者が集まるというのだから凄いものである。
ビヨンドXプロジェクトの理事を務めておられる内藤さんご夫妻がこの新春バスツワーに参加される。
20代、30代の若者に交じって70代の内藤さんご夫妻が参加されるというのがいい。
参加するのは、大体は中国からの留学生である。
多分これらの留学生は日本に留学してきても、同世代の人としか交流する機会は少ないはずである。
世代を超え、国境を超え、職業を超え、性別を超えて交流した方がいい、とは言うものの、意外と留学生の交流範囲は狭いはずだ。
私たちも、滅多に自分の交流範囲を拡げようとはしていない。
自分の狭い殻に閉じこもっていてはダメだ、ということはよく分かっているのだが、歳を取るとどうしてもどうしても自然自然に自分の交際範囲を狭めるようになってしまう。
しかし、内藤さんご夫妻は違う。
ビヨンドXプロジェクトの事業に参加されるようになってから、留学生の皆さんや若い方々との交流の場を実に大切にされている。
若い方々との交流を心から楽しんでおられる。
これが、実にいい。
内藤さんご夫妻を日本のお父さん、お母さんだと呼んでいた留学生がいた。
ささやかだが、こういう場を作ることに私たちのビヨンドXプロジェクトが役に立っていた。
私自身は、1月4日は恒例の青葉台公園新春ラジオ体操・お汁粉会に出席するため山中湖新春バスツワーには参加できないが、若い方々がこうやって地道に日中の若者の交流を拡げて行こうとしていることはありがたいことである。
うん。いい。
次の機会には私も参加してみようと思っている。