名古屋の河村市長が、南京事件はなかったのではないかと思っていると発言したことが大きな政治問題、外交問題に発展しそうな傾きである。
30万人大虐殺説などは到底史実に基づかないプロパカンダだと断言していいが、だからといって事件がそもそも無かったかのような主張もおかしい。
極端な議論を展開することで世間の耳目を引くこと自体は、政治家の存在を広くアッピールするための手段としてあり得ることであるが、その発言が日本の外交や経済にどういう影響を与えるかを計算しないで、思わずつい口に出てしまった、という程度の軽さでは政治家としては困ったことだ。
河村氏は、人はいいようだが、軽い。
思慮分別があるかと言えば、橋下氏よりはない。
総理になる男だと騒いでいた当時を覚えているが、結構当時から浮いていた。
本人は大真面目なのだろうが、何をするにしてもお笑い系のノリであった。
それでも名古屋の人は支持をされるのだろうが、この人に国政を委ねることだけは止めておいた方がいい。
河村氏は、危険だ。
日中間での歴史認識の共有化は難しいことだが、私はなるべく極論は排していこうと思っている。
私自身の認識を深めていくためにも、この際南京事件を取り上げることにする。
まずは、私のブログの読者の方が指摘された「田辺敏雄氏、藤岡信勝教授の挑戦に応える」というブログを読んでいただきたい。
その上で、皆さんのご意見をお伺いしたい。
参考:「田辺敏雄氏、藤岡信勝教授の挑戦に応える」
http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/backnumber/01/tominaga_hihan.htm