そうだろう、と思う一言である。
今朝のラジオ体操の会場に来たのは、私を含めて6人くらい。
雨模様でさすがに人が少ない。
誰もいないグラウンドのホームベースの近くでいつものようにラジオ体操を始めた。
ストレッチ仲間の内藤さんがいつもの噴水近くからグランドの中に来た。
グランドの外の木陰で白いトレーナーを着た男性が私の方を見ながら体操をしている。
今日は、3人か、と思っていたが、ラジオ体操の時間が終わっていつもの噴水周りのストレッチの場所に移動して傘を差しながらストレッチをしていたら、仲間の中野さんが現れた。
テニスコート脇の建物の大きな庇の下で3人がラジオ体操をしていたそうだ。
これで、6人。
雨が降っていてもこれだけの人がやってくる。
誰かが来るかもしれない。
そう、思うから私は、雨が降ろうが雪が降ろうが槍が降ろうが、とりあえず地元にいる限りは30分くらいの時間をかけて青葉台公園のラジオ体操会場に足を運ぶ。
誰かいるかな。
誰もいないんじゃないかな。
そんなことを思いながらラジオ体操の会場に来られる人もいるはずだ。
誰もいなければ、やっぱり誰もいないや、ということになる。
誰もいないんだから行くのは止めよう、ということになる。
誰もいないだろうと思いながら、それでも誰かがいるかも知れない、と知らず知らずのうちに期待しているのである。
私は、そのなんとはなしの期待を裏切りたくないから雨の中だろうと雪の中だろうと槍衾の中だろうととにかく足を運ぶ。
精神力だなあ。
中野さんがそう言う。
その精神力が推進力になっているんですよ。
そう、内藤さんが言う。
継続は力なりということは、こういうことだろう。
まずは、率先して動くことである。
大したことではないが、一人が動くと次の人が動くものだ。