子供の頃からスーパーマンや鞍馬天狗、月光仮面に憧れていた節がある。
人が困ったときはどこからともなく現われ、人救けが終わったらサッと身を翻して立ち去る。
どこの誰かが分からないが、とてつもなく強く、どんな困難にも打ち克つことが出来る、頼りがいのある存在。
そういう人に少しでも近づきたい。
そう思っていたことは間違いない。
実に素直な子供らしい憧れである。
人一倍強健な肉体に恵まれてきたと思っていた。
腕力も強く、足も早いと思ってきた。
どんな無理も自分には必ずしも無理ではない、と思ってきた。
青年に混じって力比べをしてもそこそこに勝負になると思ってきた。
しかし、すべては自己過信であることが証明された。
いつの間にか抵抗力が弱くなっていた。
ストレスに対する耐性が弱くなっていた。
毎朝5時に起きて、毎日2万歩を歩くという目標が現時点の私には少々高すぎるハードルだったようだ。
ということで、今日から1日1万500歩に目標を設定し直した。
まあ、年齢相応というところだろうか。