子ども手当て | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

給付型政治は、すぐ限界に来る。


臨時的、一時的措置としてはありうるが、恒久的政策としては首を傾げざるを得ない。

月額2万6000円の子ども手当てには、さすがにビックリ。

いつまで続けられるか。

本気かしら、と思う。


行政のムダをなくし、その節減額等を財源にして子育て世代への給付金に充当する、ということではあるが、よくよく考えると、富裕層から財源を拠出させて、子育て世代に給付しようというもの。

所得の再配分ではあるが、これは明らかに社会主義政策だ。


義務教育の拡充、就学前教育の無償化などは、国民の過重な教育費負担を軽減しようとするものであり、合目的的であるが、子ども手当てのような給付型行政は、やり過ぎるとモラルハザードを導きやすい。

財政規律を失わせ易く、かつ国民の自立を阻害する要因にもなる。

単なるばら撒きになるのであれば、私は止めた方がいいと思っている。


有権者は、こんなばら撒き政治を待ち望んでいるのだろうか。