最後に残るもの/ほんのささやかな希望・総理の靖国参拝 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

おはようございます。


昨日は、自民党に代わって東国原知事へのお詫びを申し上げました。

私がお詫びをしたからといって何が変わるわけでもありませんが、自民党の国会議員が一人くらいそんな心境にあることをお伝えしたかったのです。


もっと大事なことがあります。

国民の皆さまに対してのお詫びです。

これは、総理自らなされるべきです。

今回の一連の人事改革報道で政治に対する国民のがっかり感を増大させてしまったことに対するお詫びです。


私たちは、パンドラの箱を開けてしまったのでしょう。

あらゆる災厄が世間に広がり始めました。

日本の政治を再生するための日々の努力がどんどん無力化していく。

これでは、何をやっても無駄かなあ。

日々、日本の政治が劣化していく様を見続けていなければならないのですから、残酷です。


麻生総理もお気の毒ではあります。

ご自分では何も悪いことはしていないのですから。


ただ、いつも期待を裏切っている。

その時々の失望感が支持率の低下に繋がっている、ということだけは、肝に銘じておく必要があります。


パンドラの箱を開けてしまった。

全てを失ったように思えます。

しかし、最後に残ったものがあります。

希望の二文字です。


それでも、希望がある。


8月8日投票とか8月9日投票などというスケジュールが囁かれておりましたが、私は、今回のごく小規模な閣僚補充劇で都議選直後の解散はなくなったと考えます。

都議選で議席を減らしたから国会を解散します、などという理屈は成り立ちません。

都議選の結果が判明する7月13日頃は臓器移植法改正案や貨物検査法案、水俣法案などの重要案件について与野党の協議が続いているはずですので、法案が参議院で否決されたから国民の審判を受けるために衆議院を解散する、などというとんでもない理屈は振り回せないはずです。


結局、話し合い解散しか方法はないことになります。

そうすると、投票日は8月26日か9月6日。

私が想定していたスケジュールの通りになります。


仮に解散をしない場合は、任期満了による選挙をしなければなりません。

このときの選挙スケジュールは、おそらく8月18日告示、8月30日投票。

いずれにしても、8月15日の終戦記念日の後の選挙になります。


麻生総理にとっては、最後のチャンスが訪れます。

総理として靖国神社に公式参拝をすることで、戦後のタブーを完全に、かつ徹底的に打ち破ることです。

総理として何を大事にするのか。

そのメッセージを発信する一番大事な機会です。


戦争のない世界を築いていくための、不戦の誓いを新たにする。

国家のために命を捧げられた靖国の祭神に哀悼の誠を捧げ、総理として国家のために全身全霊で取り組む覚悟を国民に示す。


麻生総理が総理として靖国に参拝することで、総選挙に臨む政党やそれぞれの候補者の違いが明確になります。

そこではじめて国政の対立軸が明らかになり、国民の選択肢も見えてくる。


私は、常に衆議院選挙の前に総裁選挙を実施することを求めておりますが、当面は、麻生総理が靖国参拝をされるのを優先したいと思っております。

よろしくご検討下さい。


まだ、希望は残っております。