小沢氏の言動は納得できない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

小沢一郎氏の言動がどうにも解せない。


今日2時35分から衆議院の本会議が開かれたが、小沢氏がいない。

今日の衆議院の本会議は、民主党の第二次補正予算案の修正案が参議院で可決され、衆議院に回付されてきたために、回付された民主党提出の修正案についての討論と採決を行うための本会議だ。


自民党から反対討論、民主党はじめ野党から賛成討論があり、いよいよ起立採決という手続きに移るのだが、小沢氏が議場にいない。

まさか小沢氏が民主党の党議拘束を自ら破り、造反した、というわけではないだろうが、小沢氏はよくこんなことをする。


執行部が自分の言うとおりに動かない、と言って、会議に出なくなるのだ。

いくら連絡をしようとしても繋がらない。

おそるおそる側近を通じて、小沢氏の機嫌を窺うようになる。

小沢氏の民主党操縦法は、自分の不機嫌をこうした行動で示すことで、執行部がより過激な行動に走るように唆すことにありそうだ。


今日の衆議院本会議では、圧倒的多数で参議院からの回付案を否決した。


そこで憲法、国会法の規定に基づいて、今、両院協議会が開催されている。

両院協議会のメンバーを指名して会議を中断してから間もなく2時間になろうとしているが、衆議院本会議再開の連絡が一向に来ない。

午後8時半から9時頃になりそうだ、という情報が今入ったところだが、ただただ待機しているだけの私たちにとっては大きな迷惑だ。


小沢代表にここまで抵抗しました、と言うための民主党国対のアリバイ作りのように思えてならない。

こんなことを繰り返しているから、国民に呆れられてしまう。


私が通っていた都立西高の名物教師の平山さんは、私たちの顔を見ると、いつも「嫌だ、嫌だ。」とぼやいて見せていた。

名文で通った英語の教師である。

当時の都立西高の生徒はそんなに出来が悪いわけではなかったが、平山先生は、教室に来て私たちの顔を見てるなり、「嫌だ、嫌だ。こんな出来の悪い生徒に教えなければならないのは、嫌だ、嫌だ。」と言っていたようだ。


生徒には抜群の人気のある先生だった。

平山先生から、嫌だ、嫌だ、と言われても、誰も嫌な気にはならない。

先生と較べれば自分たちが未熟なことを、よく知っているからだ。


さて、現在の小沢氏の言動を見ての私の感想。

「嫌だ、嫌だ。本当に嫌だ。」


ご本人は歯牙にもかけないだろうが、自分のところの若い議員が身体を張ってでも自分たちの主張を通そうと努力しているのに、まるで相手にしないような素振りの小沢氏にはやはり納得できない。


これは、何とかしなければなるまい。

私の思いは、募る一方だ。