国会が機能不全に陥ったときに何が起きるか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日の攻防は、重要だ。


参議院民主党側の執拗な抵抗に屈して補正予算の成立が先送りになったら、その瞬間に自民党の中でマグマが爆発する。

国会の審議を辛抱強く見守ってきた方々の失望や怒りがどういう形で現れるか、予測がつかない。


国会の機能不全。自民党執行部の指導力の欠如。

麻生内閣に対する批判が噴出するだろう。

勿論、野党も無事では済まないかも知れない。


国政に対する国民の期待を裏切るような、反対のための反対。

大義のない妨害行動。

そんな風に国民には映るのではないか。


今、私は、自民党の国対や与党の国対を信頼することは出来ない。

何、やってるんだろうね。

正直呆れかえっている。

これで今日補正予算の成立が出来ないようだったら、即刻、執行部は退陣すべきである。

これでは、経済対策に全政治生命を賭けているはずの麻生内閣を支えることなど出来ない。


どんなに苦しくとも、仕上げるべきことは必ず仕上げる。

その位の気合がなければ、この難局を乗り切ることは、不可能だ。


さて、これから2時間余り。

どんな攻防が繰り広げられるのだろうか。


両院協議会の懇談会に速記を入れるかどうかで延々協議して、本来の両院協議会の開催ができないでいるのだ、ということを、一般の方々が知ったらなんと思うだろうか。

こういう事態を今日中に解決できないとしたら、私は、そこで与党の結束は終わると見ている。


危うい、危うい。