新盆の挨拶回り | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

じゃ、先に行っているからね。

そう言って近くの店まで飲みに出かけた人が、出かけた先で心筋梗塞を発症し、帰らぬ人になってしまった。


朝方あれほど痛みを訴えていたのに、見送りにきたご近所の皆さんやお医者さんにはどこも痛いような素振りを見せず、なんともないよ、来てくれてありがとう、と挨拶して自宅を出て病院に戻り、その日の昼間には亡くなってしまった。


4年間で7回も入退院を繰り返し、もういいよ、と家人に言い、残して旅立った。


新盆には、そんな方々のお話を、沢山聞く。

政治の世界に足を踏み入れなければ、こんなにも多くの悲しみと向き合うことはなかっただろう。

医師や看護婦さんと同様に、政治家も非情の世界で生きている。

とても尋常な神経では、務まる仕事ではない。


昨年から今年にかけて大切な人を大勢、失ってしまったなあ。

思わず溜め息が出る。


新盆の挨拶回りは、とても迂闊な気持ち、中途半端な気持ちでは出来るものではない。