終戦の日をどう過ごすか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日は、63回目の終戦の日である。

新聞各紙に、「本日は、戦没者を追悼し、平和を祈念する日です。(中略)国民の皆さま、それぞれの職場やご家庭などで戦没者に対し、正午から1分間の黙とうをお願いします。」との広告が掲載されている。


さて、この広告に注目する人は、どのくらいいるだろうか。


政府広報とあるが、右下には厚生労働省とある。

何故、厚生労働省なのだろうか。

何故、内閣府ではないのだろうか。

こんなところに役所の縄張りみたいなものがあることを知る。


援護行政の所管官庁が旧厚生省ということで、厚生労働省と名称を変え、所管業務も大きく変わっているのに、全国戦没者慰霊式典は依然として厚生労働省。

式典の司会は、厚生労働大臣が行うことになる。


昨年の8月末に行われた安倍改造内閣で初入閣を果たした舛添厚生労働大臣にとっては、今日が大事な初舞台となる。

今年は、どんな式典になるだろうか。


これまでは如何にも前例踏襲的な行事に終始しており、国民の腹の底からの平和への祈りや、戦没者への鎮魂の心を掻き立てるような感銘力に乏しかった。

私だったら、この式典を内閣の最重要式典として位置づけ、内閣の要である内閣官房長官に差配を委ねるところである。


しかし、どんな式典であっても、国民が等しく戦没者を追悼し、平和を祈念する心を共有する日になることが出来れば幸いである。

政府の広報などに関わりなく、国民が等しく職場や家庭で1分間の黙とうを捧げるようになれば、確かに日本は平和を祈念し、そのために国民が行動する国になっていくであろう。


あなたは今日一日をどんな風に過ごされますか。

私は、日本武道館で開催される全国戦没者追悼式に出席する前に、靖国神社に参拝することにしている。