法務大臣政務官のスケジュール管理 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

法務大臣政務官になると、時間管理が相当厳しくなる。

自宅を出る時刻、法務省に到着する予定時刻、法務省を出る時刻など、逐一、会館の秘書と政務官秘書官とで打ち合わせて、一日のスケジュールを組む。


政務官秘書官は、私の会館到着時刻を見計らって議員会館に来て、私と一緒に政務官車に乗り合わせる。


政務官秘書官は、会館を出発すると直ちに携帯電話で法務省の秘書課に、出発した旨を連絡し、さらにもう一度法務省に到着する直前に、間もなく到着する旨を連絡する。

法務省玄関には2人の警備員と覚しき人が待機しているが、玄関に到着するまでの経路でも警備の人がそれぞれ敬礼をして私を迎え入れる。

皆、法務大臣政務官が到着するとの連絡を受けているようだ。


玄関で車を下り、専用エレベーターに乗るまでの間は、別の警備員がガードし、いわば私の道案内を務める。

19階にある政務官室に辿り着くまでには秘書課の前を通らなければならないが、秘書課の入り口には別の警備員が待機しており、私が姿を見せると敬礼をする。

秘書課では、課員が全員起立して私を待っている。


全員に軽く挨拶をした後、やっと政務官室に入る。


法務省を出るのは、丁度その逆。

フィルムを巻き戻すようなものである。


これが、法務大臣政務官の生活の一部である。

役所によって大分違うようだが、法務省の警備は格段に厳しい。

治安対策の元締めである、ということが、こんなところから分かってくる。


国外旅行はもとより、国内旅行も大臣の許可がいる、と政務官の心得に書いてある。

こういう役所に、大臣政務官として入った。


とりあえず身体検査はパスした、ということだ。

これからどんなことが待っているのか、不思議の国のアリスの心境で色々なことを経験してみたい。


おいおいおい、選挙は大丈夫なんだろうな。

そういう声も聞こえてくるが、まずは自分に与えられた仕事を天命と考え、当面の仕事に全力を尽くしたい。


ところで、今日は法務省の公務がなく、一日地元で過ごした。

これは、政務と言うようだ。

公務と政務は、こうして使い分ける。


お盆を前にして政務官が法務省に出勤すると、秘書課の職員が休みを取れなくなるということで、こういう日程を組むんだそうだ。

お陰で今日は、地元の市長や市議会議員、各種団体の役員等への挨拶回りが出来た。