12月、1月は各町内会で餅つきをする。
今日は、新座の栄5丁目の餅つきに参加した。
何人か若者がいたが、皆5分程度で交代。
餅つきの主役は、60代から70代の人たち。
昔とった杵柄というが、確かに腰の入れ方が違う。
このくらい腰を入れなければ、蒸したてのもち米も簡単には突き上がらない。
若いお母さん方は、突き上がった餅をあんこ餅や黄粉餅にして町内会の人に配っている。
大勢の子供が集まってくる。
町内会の集会所前のささやかなスペースを利用しての餅つきであるが、地域のコミュニティーを作るための大事な行事である。
盆踊り大会や餅つきなどをやりながら、地域のまとまりを一生懸命に作り上げている役員の皆さんに心から感謝したい。
朝早くからご苦労様でした。
日本の社会は、こういった地域社会のつながりを大切にする人たちの献身的な奉仕によって支えられてきた。
マンションが増え、お互いに隣に住む人の顔を見たことも無い、という社会になったのでは、コミュニティーは育たない。
最近日本人の心が貧しくなった、というのは、お互いの心のふれあいの場が少なくなったからであろう。
栄5丁目町会は、そういう世相の中で、豊かな心の持ち主が揃っているところである。
写真では人の顔が分からないが、皆、笑顔が素敵な、いい隣人ばかりだ。
まだ下町風の情緒がしっかり残っている、人情味豊かな町会である。
ここは埼玉県の新座市と言っても、練馬の大泉学園町とは目と鼻の先である。