あえてそのまんまに期待する | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

宮崎県知事に当選したそのまんま東氏が本名を使うと表明。私は、あえて通称を使うことを推奨したい。
そのまんま知事という名称はそれだけで国民に大きなメッセージとなる。公共工事の談合や汚職に対していかに国民が大きな怒りを抱いているか、官僚や既成の政治家に対する国民の不信感がいかに強いかったかが端的に分かる素晴らしい名前ではないか。
そのまんま東氏は、普通の政治家になる必要などまったくない。そのまんま知事の存在こそが、これからの地方政治のあり方を示すものだと思う。
問題は、これからの県政運営の手法であろう。誰がブレーンになるかである。くれぐれも選挙に介在した選挙ゴロや実務をまったく知らない学者という手合に牛耳られることのないように願いたい。
素人が大向こうを狙って、やったこともない大手術をすることなどあってはならない。知事の職責の重要性とその危険性を十分認識しながら、普段着の政治を推進していただくことを心から期待する。