政治家バッシングもほどほどに | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

わが国には政治家を育てようとする風土がないようである。赤坂の議員宿舎への入居問題で悪し様に国会議員の特権批判を繰り返すテレビを見るたびに愕然とする。


地方選出の議員のための宿舎を確保することのどこが悪いのだろうか。国民の代表として選ばれ,国の法律の制定や行政の適正な執行の監視にあたる国会議員が住宅に困窮したり、生活苦に追われる姿を見たいというのであろうか。


私を含めて多くの国会議員は決して裕福とは言いがたい。むしろ世界の政治家と比較すればあまりにも貧しすぎると言える。


自宅に外国の要人を招くことも出来ない日本の政治家が議員外交など出来るはずも無い。


政治家が余りにも貧しければ、天下国家を論ずるより、自分の生活費や政治活動費を稼ぐために、利権漁りに走ってしまうことは見やすい道理であろう。


骨太の政治家を生み出していかなければならない。高い志を抱いて政治の世界に飛び込んだ若い政治家が嫌気がさすような政治家バッシングの横行は、やがて日本の将来を危うくすると思う。