先日、自作アコースティックアンプの電池駆動化 で、18650型リチウムイオン電池(LIB)を初めて購入しました。この機会にAMAZONでアレコレ見ていると、色んな面白い蓄電池があることを知りました。長年、蓄電池と関係のある仕事をしてきたので、興味深く、いくつか買ってしまいましたびっくり コスパ的には百均のアルカリ電池がお得だとは思いますが、無駄遣いと言うか人柱と言うか、そんなレベルの話し(トリビア)です爆  笑

 

【1】単3型LIB

 LIBは単セル出力電圧が⒊7Vだと思うので、1.5Vにするには何らかの降圧回路が入っているのでしょう。また充電はUSB接続(直接 5V入力)ですので、充電回路も入っているのでしょう。容量が本当に1,700mAhもあるのかどうか、出力インピーダンスがどのくらいか、実験はしていませんが、少なくとも自作エフェクター の電源には問題なく使えています。

 

 

 3.7V → 1.5Vの降圧回路のためか、放電時間(放電深度)に伴う電圧の降下は少ないようで、1.52V付近で安定しているようです。放電終了が近づくと急に電圧がストンと落ちるのかもしれません。ノイズ発生もないので、アナログのレギュレータ回路が使われているのかな? エフェクター以外にも、自作ポータブルミキサー  での使用で、ちゃんと働いてくれています。

 コストを考えれば、百均のアルカリ電池には負けますね爆  笑 ただ、ライブごとに満充電で臨める安心感は大きいです。

 

【2】006P型LIB

 開回路出力は9Vほど出ていますが、説明では 8.2-8.4V出力とされています。3.7VのLIBを使って昇圧しているのでしょうか。充電はこちらもUSB接続(直接 5V入力)ですので、充電回路も入っているはずです。

 

 

 AMAZONのレビューに「ノイズが出る」とありました。ライブで時々使うエレアコ に使って見ましたが、確かにノイズが出ます。昇圧に発振回路を使っているのでしょうね。う~ん、残念ですえーん

 そこで、ローパスフィルター(LPF)が効果があるか、試してみました。下図のものを手持ちの部品で作って見ました。カットオフは100Hz以下かなと思います。

 

 

 おお、劇的に効果がありましたびっくり 減衰器なので完全にゼロにはなりませんが、アンプのボリュームを一杯まで上げると僅かに聞える程度までには抑え込めました。S/N的に、(素人が参加するような)ライブで困ることはないように思います。負荷に繋がないときは発振は止まるのかな? それとも自己放電がそれなりにあるのかな?

 本当に表記通り 5400mWh / 9V = 600mAh もあるかは不明ですが、下記のNi-MH(280mAh表記)よりは長時間ライブに適しているのかと思われます。

 

【3】006P型Ni-MH電池

 無駄遣いついでに、こいつも買ってしまいました爆  笑 充電時の開回路電圧は 10V程度でした。満充電時の単セルOCVは1.4Vくらいあるかも知れませんので、10V / 1.4V = 7.14 と言うことで、Ni-MH電池の7セル直かも知れません。

 

 

 これをエレアコに搭載しても、ノイズは出ませんニヤリ アンプのボリュームを一杯まで上げると、ごく僅かに60Hzのハム音が感じられますが、これはピックアップや配線が拾ってるものでしょう。基本的に静かです。よほど長時間の連続使用でなければ、これが良いですね。毎回、満充電にできる安心感がありますグラサン

 以上、かなり趣味に走った、市販の蓄電池に関するトリビアでしたてへぺろ