ボクのギター(アコギ)の弾き方は、フィンガーピッキングでコードを中心にリードやベース音を重ねていくような弾き方なので、エフェクターとしては空間系のリバーブとコーラスを軽くかける程度で十分です。以前に、AMAZONで安く買った Cherub G-Tone GT-5 をアルミケースに入れて、プリアンプ/エフェクターを作りました 。GT-5 には リバーブ、コーラス、3B-EQ、チューナー等が付いており、最近ライブで出番が多く、とても重宝していますニヤリ

 ま、それで十分なんですけど、秋月電子で「FV-1 DIP化モジュールキット」  なる、デジタルエフェクター基板が売られておりびっくり、プリセットでコーラス/リバーブの組み合わせが選べます。

FV-1 DIP化モジュール(秋月電子)

 

 こんなん見ると、ついつい作りたくなってしまいますニヤリ、と言うことで、作ってしまいました。

FV-1モジュールを利用したコーラス/リバーブ回路

 

 フロントエンドは J-FETのバッファで、直接ピエゾPUもつなげるように Zin = 2MΩとしています。この後で分岐して、FX(エフェクト)には上記の秋月電子FV-1モジュールを利用し、S0~S2プルダウンで、コーラス/リバーブを選択してあります。その後、MIXでオリジナル信号と FXリターン信号を混合します。

 最後は BAXANDALL-TC で BASS/TREBLE をいじれるようにしました。単三電池2本で作動するように、J-FET には 2SK303L-V3、オペアンプには NJM2732D を使ってあります。

 

エフェクターと言うより、エフェクト付きプリアンプかな

傾斜パネルなのでミニミキサー的雰囲気も爆  笑

 

 Cherub G-Tone GT-5 とは少し音の雰囲気が違いますが、これはこれで問題なくニヤリ、コーラス/リバーブとして使えます。

 BASS/TREBLE は絶対あった方が良いですね。また、ゲインが足らなければ MIXのNFB抵抗を増やそうと思っていましたが、今のところこのままで大丈夫そうです。フロントエンドがソースフォロワではなく、若干の増幅度を持たせてあるので、そのお陰かも。

 単三電池2本を直接つないでますが、アルカリ電池なら新品の時でも FV-1の電源電圧上限(3.5V)をギリギリ超えることはないでしょう。消費電流は実測50mA程度ですので、30~40時間程度は使えるのではないかと思います。ニッケル水素電池(1.2V×2)でも作動はしていますが、ダイナミックレンジは狭まってるかもです。

 これまで作動表示用のLEDは電池の無駄遣いと思って付けていませんでしたが、最近の”高輝度”タイプは電流値 1mA以下(実測)でもそこそこ明るいので、付けてみました。電池が減って来た時に暗くなって、電池交換時期を教えてくれれば良いのですが、様子を見てみたいと思います。

 使って見て、OUTPUT VR と FX RETURN VR はそれぞれ省略、および 半固定に変更、で良いかとの印象です。8ノブから6ノブになります。CHO-RATE VR も半固定でよければ、5ノブになります。

 一流メーカー製の高機能マルチエフェクターが10k円前後から入手できますので、機能的にはこのような自作に意味があるのか甚だ疑問ですが、本機ではノブ(つまみ)を回すアナログ感覚で、ライブの途中でも直感的に音を調整できるので、これはこれでとても便利です。

 いずれにせよ、ライブに持ち出すネタグラサンがまた一つ増えました。めでたしめでたしニヤリ

 

修正版その1(2023.01.12)

修正版その2(2023.01.17)