ちょっと最近思う事を。
先日のKADENAバトルフェスタ2018のメインは我栄トーナメント決勝戦、ティーダヒートvs首里ジョーでした。
生え抜き同士のメインイベントが、デビュー4年を経て実現しました。
試合内容もメインに相応しい内容。
これが、ぼくにとっては大きな出来事でした。
今までのビッグマッチは僕やキャリアのある選手がメインを務めていました。
大会最後を締めくくる試合というのはそれはそれは重要な、責任ある立場なんです。
重圧ももちろんある。
それを、見事に締めくくってみせた。
5年前はデビューすらしていなかった人間が、です。
着実に時間は進んでいるし、団体力も選手個々の力量も上がって来ていると確信しました。
団体の発展に欠かせないのは何と言っても人材。
いや、「人財」と言っても良いでしょうね。
それに伴い最近は練習生志望者が格段に増えました。
以前は四苦八苦していたんですけどね。
志願者が多くなる=団体としての魅力が前よりも向上した、と受けとってもいいのかなとも思います。
ただ、その多くはなにも準備ができていない。
練習生志望者は最初に練習に参加させます。
体力や運動神経、それこそ挨拶から見ます。
だけども、そこまでキツい事・・・たとえばスクワット300回とか500回、腕立て伏せ100回とかまでやらなくても、
大半はゲロ吐いて脱落する。挨拶もまともに出来ない。
そして来なくなる。
よしんばスクワットが出来ないとしましょう。もちろん出来るに越した事は無いけど。
出来なかったとしても、僕らは「出来なくなったそこから」も見ます。
食らいつくのか、諦めるのか。
例えば板前になりたい、と思ったとします。
そしたら、包丁の使い方、大根の皮の剥き方くらいはまず自分でなにかしら調べたり練習したりするでしょう。
今やネットでなんでも調べられるんだし。
なのに、包丁も握った事が無い。
料理もした事が無い。
そんなんで板前なれる?って話です。
例えばウルトラソーキ、彼は体力はありましたがマット運動やその他がまるっきりダメでした。
ほんと、辞めさせようと思ってわざとキツい練習を課したくらい。
だけども諦めないで食らいついて来た。なによりプロレスが大好きで仕方なかった。
純粋な性格もあると思います。
そしたら出来なかった事が出来る様になったし、活躍や成長は言うまでもありません。
たま子もミサキも、潰れる事無く練習には食らいついてきましたから。
琉球ドラゴンプロレスはそんな甘いもんじゃないよ。
みんな、「ココでプロレスがやりたい!」って強い気持ちと、地方だからって中央に負けてない、
っていう意地を持ってやってます。
みんな「プロ」です。
だからまずスクワットくらい、腕立てや腹筋くらい人並み以上にこなしてから来いよ、と。
時代の流れもあるかもしれませんが、こればっかりは普遍的だと僕は思いますので。
でないと、自身が怪我をしたり、納得のいかない生活を送る事になる。
夢を叶える為には並大抵の「好き」じゃ叶わない。
「頑張ります」って言ったって、頑張るのは当たり前。
人より頑張ったから、巷のプロはプロになり得たんだから。
基本的には沖縄県出身者、沖縄県在住者を優先的に取ります。
準備万端、プロレスが好きな気持ちは誰にも負けない志望者を、引き続き募集中。