好きな事を楽しんで、それでいて自信がつくプロジェクト思案中! | グルクンマスクのブログ「琉球ドラゴンロード」

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電撃!稲妻!熱風!
沖縄在住、プロレスラー、琉球ドラゴンプロレスリング代表グルクンマスクの呟きと半分以上告知です。
ネーブルカデナ3Fカデナアリーナでの大会を基軸に、県内各所、イベント試合、テレビ、ラジオでもいろいろやってます!

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ちょっと今考えてる事がありまして。
それはもちろん琉球ドラゴンプロレスの運営的な事なんですけども。


昔、僕は道場をやってました。
道場、つっても地元の体育館の柔道場を借りて、一回500円とかの自由参加。
いろんな人が集まって文字通りハイブリッド。
例えば僕はシュートボクシング、柔道、グラップリングなんかを指導・練習するんですがサンボの方もいたり、レスリングの方もいたり、空手や拳法の方もいたり。教えたり教えられたり、出稽古行ったやつはそこで得たものをフィードバックしたり。たまにランカーや国体選手が出稽古来てくれたり。
年齢も幅広く、小学生から60歳過ぎの方もいました。
で、みんなやりたいことを自由にやるんです。先週キックやったから、今週はグラップリングやろう、とか。モットーは「娯楽格闘技」。
年に2回くらい発表会の意味合いで大会やったり。調子に乗ってリング借りて大会やったり。
楽しみたい人は楽しめばいいし、強くなりたい人はそんな練習すればいい。
本当に楽しい場所でした。手前味噌ですが。




そこにとある中学生の男の子が来たんです。
すごく引っ込み思案で、学校も行ったり行かなかったり。少しいじめに遭ってたみたいでした。
道場は夜だし、少し遠かったのでいつもお母さんと一緒に来て、みんなと楽しく練習してました。
最初はなんにも出来なくて、なかなか上手くならなくて、それでも「好き」って気持ちがすんごく伝わって来て、楽しんで毎回休まず来てました。
そしたらやってるうちに上手くなるんですよねえ。最初は三分間に10回極められてたのが、8回になり、5回になり、しまいには極められなくなって、逆にこっちがヒヤリとする様にまで上手くなって。そしたらどんどん、笑顔が増えてきた。

しばらくずっと続けてたんですけど、たしか受験のため来れなくなるって話を聞きました。
で、最後の日にお母さんからお手紙を頂いたんです。

「最初は格闘技をやりたいって言ったので、正直不安でした。学校も休みがちでしたが、この度学校へも行くことになりました。本人はこのままグレてしまうんじゃないかと心配になり、話をしてみたら『あの道場に行ってるからグレる事はない』って言ってくれました。そこまでの自信を与えてくださってありがとうございます」

と、こんな旨の内容。
すぐにみんなに見せて、みんなで嬉しいなあーって。
ただ楽しんでくれたらいいなあと思ってやってた事が、彼が好きで取り組んでた事が彼に自信を与えてくれた。
すごく嬉しかったんです。




こないだ沖縄の中学生のいじめ暴行動画が上がった、ってのが問題になってたのをみて、ふとそれを思い出したんですよね。
この被害者の子が、動機はなんであれそれこそ学校イヤなら休んででも、格闘技に打ち込んだとするじゃないですか、3カ月くらい脇目もふらず真剣に。
そしたらこいつら打ち負かすくらい強くなると思うんですよね。というかそうなったら、こいつらなんて眼中じゃなくなるんですよ。ほんとに。
こいつらもたぶん、ビビって手も出さないだろうし。
もっと言えばそいつらの事なんてどーでもよくなる。

ソーキがほんとそうなんですよ。
彼もあの通りボンヤリしてますから(笑)高校時代同級生にイジられてたらしいんですね。
でも最近同窓会があった時そいつらが「もう勝てる気がしない」って言ったそうで。
ソーキも最初は前回りも出来なかったですから。
それでも何か真剣に取り組めばそーなれるんですよ。
たぶんソーキも今ではそいつらの事なんてどーでもいいと思ってるんでしょね。



で、そんな事を琉球ドラゴンプロレスで出来たらいいなあって考えてるんですよ。
斬新でもなんでもないんですけど。前例もあるし。やり方の模索中なんです。
プロレス好きな方が、好きなプロレスを楽しんでたらいつの間にか自信もついたし小さい事はどーでも良くなった、みたいなね。
そんな場を作りたいんです。
そしたら真の意味合いで子供から大人までプロレスに触れられるし、なんなら「プロ」になりたい人が出てきたら言う事ナス!じゃないですか。

そのためには色んな皆さんにご協力頂いたりご理解頂いたり根回ししたりしないといけないんですけどね。




でも、やるよ。
出来る理由を探して行くよ。





企画書つくろ。