3552作目は結末が消化不良だった作品を…。
『PIGGY』
2022年スペイン作品。
自分をいじめる同級生を目の前で誘拐された少女が究極の選択を迫られる姿を描いたスペイン発のリベンジホラー。
ーあらすじー
スペインの田舎町。ティーンエイジャーのサラはクラスメイトから執拗なイジメに苦しんでいた。
両親や弟からも理解されず、家の中でも居場所を見つけられないサラはヘッドホンに顔をうずめて
自分の気持ちを閉じ込める日々を送っていた。ある日、あまりの暑さにひとりで地元のプールへと
出かけたサラは、怪しげな謎の男と、3人のクラトスメイトと鉢合わせてしまう。再びクラスメイトたちの
イジメの標的となるサラ。しかし、その帰り道、恐ろしい現場に遭遇する。それは、血まみれになった
3人のいじめっ子たちが、謎の男の車に拉致され、連れ去られるところだった…。
ー感想ー
いじめられっ子のリベンジ的な内容を期待しましたが助けてしまうとオチは残念でした。
お話は警察にはその時はイジメられたので現場に行ってないと誤魔化します。
しかしそこでイジメられてる動画を見た同級生に問い詰められいじめっ子の親まで出てきます。
更に親まで出てきて大揉めになって警察に介入され問い詰められられます。
途中で生理が来たので中断して帰ると不信感を持った母親から問い詰められます。
その途中で今回の元凶である殺人鬼が乱入して両親を殴り飛ばし主人公を連れ去ります。
途中で事故に遭い意識を失ってるうちにアジトに到着して目覚めて付近を見回ります。
すると縛られてるいじめっ子2人に出会い主人公は罵声を浴びせられながらも助けようとします。
殺人鬼は主人公にはいじめっ子を殺すように言いますが主人公は逆に殺人鬼に攻撃します。
お互い取っ組み合いになり主人公がナイフで刺すと銃が暴発していじめっ子の手を吹き飛ばします。
主人公は殺人鬼に覆い被さり喉元を噛みちぎってトドメを刺しました。
そして銃をいじめっ子に撃ち縛ってあるある縄を切って拘束を解き無言で立ち去ります。
1人で歩いているところで同級生に遭い助けを求めた所でエンドです。
リベンジ物が好きな自分からすると酷い事をした連中を助けるってオチは消化不良感がありました。
かなり太った人が主人公だから余計残忍なリベンジをして人間の怖さを見せて欲しかったです。
なんか主人公が家族や周囲に恵まれなさすぎてむしろ可哀想でした。
元々は短編映画でいじめっ子が主人公の目の前で拉致られるだけの内容だったようです。
それに付け加えて長編にしたようですが人間の狂気ではなく良心を追加してしまったのは残念でした。
主演の人も映画としては悪くなかったので期待せずに見てみれば楽しめると思います。
そんな感じで良心を問われる作品なのでそれでも興味ある人は見てみてください。