2753作目はレザーフェイス物としては物足らなかった作品を・・・。
『レザーフェイス 悪魔のいけにえ』
2017年アメリカ作品。
トビー・フーパー最後のプロデュース作品となった、『悪魔のいけにえ』の前日譚。
-あらすじ-
殺人を正当化する異常な家族・ソーヤー家の三男ジェドは、5歳の誕生日にチェーンソーを
プレゼントされる。その後、ソーヤー農場で少女ベティの変死体が見つかり、ジェドは更生
施設に収監される。10年後、厚生施設で暴動が発生し、ジェドは看護師リジーを誘拐して
逃亡することを要求される。入院患者のアイザックとクラリスの破滅的な行動によって、
ジェドは悲劇と恐怖のどん底へと追い詰められていく。逃亡するジェドたち入院患者を、
執拗に追いかける警官がいた。彼、ハートマン保安官は、ソーヤー農場で殺された少女の
父親だった。そして最後の引き金を引かせたのは、精神を崩壊させた母・ヴァーナだった……。
-感想-
優男がレザーフェイスなのは意外でしたが想像よりは物足らなかったですね。
お話はヒロインが事あるごとに逃げだそうとしてその結果主人公の親友が警官に殺されてしまいます。
ヒロインに優しくされ心を許していた主人公がヒロインに対してブチ切れます。
そこに主人公達ソーヤー一家に怨みを持つ保安官に襲われ主人公とヒロインは人質になります。
一家をおびき寄せようとしますが保安官は返り討ちに遭いヒロインと共に拉致られます。
主人公は母親にチェーンソーを渡されたことで完全におかしくなり保安官を切り刻みます。
ヒロインは逃げ出して主人公に命乞いをしますがチェーンソーで首をちょん切られます。
殺された連中は豚の餌になり主人公は人の皮膚で作ったマスクをかぶった所でエンドです。
どうやって気の弱い青年がレザーフェイスになったのかがよく分かる作品になっていました。
殺人一家に精神病院でとどめは中途半端に優しくした看護師と言う感じで完成しました。
まあ中途半端に優しいヒロインは好きじゃ無いのでこういう殺され方は結構好きですね。
前日譚なので仕方が無いですがレザーフェイスが活躍しないとこのシリーズは物足らないですね。
レザーフェイス自体巨漢が覚醒すると思いましたが優男が覚醒するのは意外でしたね。
残虐な殺人者になったはずなのに何故か主人公に哀れさを感じてしまいました。
スプラッターシーンは充実しているのでレザーフェイスに思い入れの無い人なら楽しめますね。
母親や保安官の狂気っぷりも良く見る人によってはそれだけでも満足できると思います。
ただ中盤以降は異常者達による逃走劇なので前日譚ならその辺はコンパクトでも良かったです。
レザーフェイスの話でも覚醒の話としても薄いので脱線してしまった感がありますね。
まあでかい看板を掲げてしまっただけで普通のホラー映画としては十分楽しめると思います。
そんな感じで過度な期待をせずに普通のホラーとしてみることをお勧めします。
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