1425作目は凄くありきたりだったシチュエーションスリラーを・・・。
『ミッション:15』
2013年イギリス、アメリカ作品。
閉鎖空間内で心理実験を課された米軍兵士たちの運命を描くサイコスリラー。
-あらすじ-
ワシントンDCにある軍の医療施設で、中東からの帰還兵を対象にしたPTSD
(=心的外傷後ストレス障害)の治療カウンセリングが行われていた。対象者は3名。
1人は敵の捕虜となり、凄絶な拷問を受けた女性のC・ホワイト大尉。今も日常的に、
人々が死んでゆく姿が脳裏に浮かぶことに苦しんでいた。2人目は無人爆撃機の
遠隔パイロット、B・オールズマン軍曹。向精神薬物中毒の傾向がある彼は、女性と
子どもばかりの施設を攻撃した経歴があり、激しい女性差別の言葉を吐く。3人目は
穏やかな性格のR・ディエゴ上等兵。仲間を助けられなかった経験から、戦場の
光景のフラッシュバックに悩まされていた。その日のカウンセリングを終えると、
シングルマザーのホワイトは、半年ぶりに娘に会うために帰途につく。だが、3人が
乗り合わせたエレベーターが突然停止。携帯もラジオも通じない。外部への非常通話も
機能せず、唯一通信可能なのはメールだけ。ホワイトの母親から“ニュースを見て”との
返信を受けて、スマートフォンで確認すると“ワシントンDC攻撃される”の見出しとともに、
爆煙を上げる街の映像が目に飛び込んできた。更に“数キロ先に核爆弾が落とされ、
放射性物質を含んだ雲が迫っている”というニュースを目にした3人は対応を試みる。
しかし上層部の指示は“救助が来るまで現場を動くな”。娘を助けるため、命令を無視して
脱出を試みるホワイト。ディエゴはホワイトに従うが、オールズマンは反旗を翻し、
エレベーターの中に緊迫した関係が生まれて行く。しかし、これはすべて軍の
極秘心理実験だった。3人の間で服従、階級、死、家族という精神的、肉体的葛藤が
高まり、隠されたトラウマが表出してくる。やがて、オールズマンの自我が崩壊したことを
きっかけに、実験は想定外の“第15段階”へ突入する……。
-感想-
ワンパターンな内容で最後も結末もおおかた予想通りでそんなに面白味はありませんでした。
お話は軍曹が投薬の副作用で上等兵を殺し主人公に大尉にまで牙をむき襲って来ます。
将軍は博士に死人が出たから事故に見せかけエレベーターを落とすように命じます。
主人公は単身ワイヤーを登り20階まで登って行きエレベーターホールから脱出します。
軍曹は隠しカメラを発見して実験に気が付きますがエレベーターと共に落ちていきます。
しばらく経ち将軍が博士に連絡するとそこには主人公が出て話をします。
もみ消そうとする物の実は主人公の様子は1時間前の物で実験が明るみになりエンドです。
大体こう言う物って暴露するか闇の中に葬るかのどちらかなので簡単に予想は付きますね。
1人が狂ってくると言う展開もよくありがちでとにかくほとんどのシーンがありきたりですね。
3人だけで話が広がりにくいしキャラクターがそんなに立っているわけでもありません。
特に盛り上がりに欠ける中でほとんどが目新しい物が無いので観ていて退屈になりました。
まあこう言うジャンルを見慣れていない人だったら楽しめるんじゃ無いんですかね。
そんな感じで何一つとして目新しさが無い作品なので相当暇な方だけお勧めします。