1426作目は志に能力と予算が付いていっていない作品を・・・。
『エクソシスト・キルズ』
2013年アメリカ作品。
ホラー秘宝まつり”で上映されたホラーアクション。
悪魔憑き現象の続発により人類が危機に陥っていた近未来を舞台に、
最新鋭の武器で悪魔に立ち向かうエクソシスト集団“THE CLOTH”の活躍を描く。
『マチェーテ・キルズ』のダニー・トレホ主演。
-あらすじ-
神父だった父親を交通事故で亡くして以来、神から距離を置いた生活を送る
青年ジェイソン。ある日、父の同僚だったディークメン神父が、事故の加害者が
釈放されるという知らせとともに、衝撃の事実を彼に伝える。地獄の将軍キャスダヤが
地上に降り立ち、地獄と地球を繋ぐ門が開かれるというのだ。門が開いた7日後に現れると
される最強の悪魔、ベルゼブブの襲来を阻止するべく、エクソシストたちは聖餐式を
行わなければならない。キャスダヤはベルゼブブの出現に備え、生贄となる魂を集めていた。
ディークメン神父は、聖なる武器を持ってこれに対抗する秘密結社“THE CLOTH”の
新世代メンバーにジェイソンを抜擢。人類の存続をかけた戦いが幕を開ける。
-感想-
ダニー・トレホがすぐ死ぬのに主演と銘打ってある看板に偽りあり系の作品でした。
お話はいろいろ反発して組織と離れた主人公でしたが最終的には組織に戻ります。
仲間の神父と共に敵のボスを倒しますがそいつは囮な上に神父は戦いで死んでしまいます。
実は組織が匿っていた悪魔が裏切っておりヒロインを上司の神父が差し出してしまっていました。
単身乗り込むと取り憑かれたヒロインがおりその時に他の神父と合流します。
その神父が犠牲になり悪魔に取り憑かれたことによりヒロインは解放されます。
そして悪魔を神父ごと葬り去りエンドロール後に悪魔と化した仲間の神父を倒してエンドです。
映画だけでいうとシーンごとで唐突にシーンが飛び一瞬展開が分からなくなりました。
その数が多いのではっきり言って編集の時点で赤点レベルです。
あとは悪魔退治に近代兵器を取り入れておりますがチープなCGでレトロ感丸出しです。
悪魔もちょっとメイクした程度で普通の人にしか見えないし結局ベルゼブブも出てきませんでした。
ほとんどのシーンはショボいので怖さも緊張感も無くグロさすら全く語れませんね。
キャスト的には主演としてダニー・トレホとエリック・ロバーツとなっていますが出番は少なめです。
ダニー・トレホは序盤で死亡、エリック・ロバーツはちょこっと出た後で主人公に殴られるだけですね。
主演でも無い人を主演と銘打つだけで視聴者を騙す気満々でこう言う手法は理解出来ません。
まあ本編の出来がショボいので配給会社が不安に思ったという部分もあるんでしょうね。
こう言う映画を撮ってやろうという意気込みは感じますがかなり力と予算不足を感じます。
そんな感じではっきり言って褒め所が無い作品なので自分からはお勧めしません。