1363作目は暗いシーンが多くわかりにくかった作品を・・・。
『エイリアン・インフェクション』
2013年カナダ作品。
『スター・ウォーズ』の装置監督、ロジャー・クリスチャンが監督を務めるSFスリラー。
-あらすじ-
アメリカの月面基地に隕石が衝突し、地球との通信が途絶えてしまう。調査グループ指揮官の
ジェラルドと3名のクルーが基地機能の回復を急ぐなか、隕石の付着物に触ったエヴァのお腹に
異変が起こり、驚くべき早さで“生物”が誕生する。その正体は、人間のDNAを複製し、形態を
変えられるエイリアンだった。遥か宇宙で、人類の存続をかけた決死の戦いが始まる!
-感想-
低予算で少人数でチープなSFでそれよりも暗いシーンが多くとても見にくい作品でした。
お話はヒロインと仲間の技術者が一酸化中毒の疑いがあると隔離されます。
エイリアンがいると叫んでおりますが本当にいる事が分かり隔離が解かれます。
すでに死んでいた技術者のメッセージを見た後で技術者に変異したエイリアンに襲われます。
主人公側は後手後手に回る中で医者まで犠牲になり大佐とヒロインの2人のみになります。
更に追い詰められていく2人は脱出ポットで逃げようとしますが準備中に閉じ込められてしまいます。
エイリアンはまんまと脱出ポットに乗り込み地球に行ってしまい2人は置いてきぼりされてしまいます。
酸素が少なくなる中で救難艇が到着して2人は救難艇までかけだしていきます。
一方脱出ポットが落下した所に関係者が行くと誰もおらずそこに大佐からのメッセージが来ます。
その最中に廃ビルの中でエイリアンが変異してきているところでエンドです。
ざっと書きましたが暗いシーンなどが多く正確さには自信が無いですね。
主演はクリスチャン・スレーターで途中退場が多いですが今作は珍しく最後まで生きていました。
内容的にはエイリアンを妊娠したという話ですが本家のエイリアンとほぼ同じ内容ですね。
低予算丸出しで月面でのシーンや脱出ポットなどプラモデル丸出しですね。
暗いシーンが多いのはその低予算でのチープさをごまかす為なような気がします。
もちろんそういう演出で恐怖感を演出しているだけだとは思いますが功を奏していません。
狭い場所で常に追い詰められていくところ方はそれなりの緊張感があってよかったですね。
緊張感を台無しにしているのはわめきちらす登場人物であまりに統率が取れてなさ過ぎです。
結果的にまとまりますが緊急事態でもわめきちらすだけでよく宇宙に行けるなと思いました。
目新しさもなく見にくく駄目な部類の作品でクリスチャン・スレーターの無駄遣いですね。
そんな感じで面白味に欠ける作品なので相当エイリアン物が好きな方だけにお勧めします。