609作目はほとんどエクソシストしていないエクソシスト物を…。
『エクソシスト・リターンズ』
2012年アメリカ作品。女子大生に憑依した悪魔とエクソシストの死闘を描いたオカルトホラー。
-あらすじ-
1972年、ボストン。年若い神父は悪魔祓いの儀式の最中、若い女性を殺めてしまった。
それから40年。天真爛漫な女子大生、アレックスは占い師の老婆に将来を占ってもらっていた。
亡くなった母親の名前を言い当てたその老婆は、突如異変を感じ叫び出す。室内に不穏な風が
吹いたその直後、アレックスは座っていた椅子ごと背面に引っ張られ、意識を失った。その日から
奇妙な音が聞こえるようになり、誰かに見られている視線、就寝中全身を愛撫されているような
感触を体験する。周囲に助けを求める中アレックスが辿り着いたのは、40年前の事件以来
悪魔祓いを封印したあの神父〈エクソシスト〉だった! かくして、姿なき悪魔とエクソシストとの
壮絶な闘いが始まった。
-感想-
何というかエクソシストのシーンが少ないしなんだかさっぱり分からない作品でした。
お話は主人公の異変が酷く目立っていき親友にも分かるようになり親友は教授に相談します。
教授は主人公が主張巣売る悪魔憑きを真っ向から否定しつつも2回目の面談後に父親に相談します。
実は父親は冒頭の40年前のシーンのエクソシストで少女を死なせておりました。
それ以来封印しておりましたが息子である教授の相談を拒否しつつ主人公の家の前で張り込みます。
一方家の中では衰弱しまくった主人公に親友が付き添いますが寝ている間にセクハラされます。
目が覚め主人公を見ると明らかに悪魔憑きでルームメイトを起こして逃げようとします。
しかし主人公の彼氏を寝取ったルームメイトは豹変した主人公にかみ殺されます。
それを見た親友は外に逃げ出し張り込んでいたエクソシストに助けを求めます。
エクソシストは家に入っていき主人公の悪魔払いを少し行いますが不意打ちされます。
それでも主人公ごと殺すつもりのエクソシストは主人公を鏡の前に立たせ形勢逆転します。
親友は教授に助けを求めておりその教授が現場に駆けつけ父親を止めますが教授自身が殺されます。
その後一旦は悪魔を主人公からだから追い出し外に逃げたところでまた悪魔に憑かれます。
その瞬間車に撥ねられその後妊娠していた子供が里子に出され主人公は目を見開きエンドです。
ざっと書きましたが公式のあらすじは端折りすぎておりほとんど別物でしたね。
何というかお話が纏まっていないため正直見ていてさっぱり分かりませんでした。
別作業しながらみていたせいかもしれませんがそもそも主人公が何故狙われたのか分かりません。
何故妊娠したのかそもそも住んでいる格安物件との関連性も全く不明ですね。
彼氏はどうなったのかエクソシストと教授の確執などざっと書くだけでも分からないところが多いです。
自分が見逃したのかもしれませんがそれだとしても分からないところが多すぎますね。
そして本題のエクソシストですがわずか数分でこれも最近のエクソシスト物の傾向なんですかね。
まあ大体エクソシスト物ではエクソシストが悪魔に負けるか倒し切れていないのどっちかですよね。
だから儀式がメインになっているだけでもちゃんとしていると思われてしまいますよね。
自分的にはやっぱりたまにはエクソシスト側が勝つと言う物も無いと面白味も半減します。
最近はワンパターンな結末ばかりなのでこのジャンルはもうそんなには期待していません。
そんな感じでわけも分からず面白味も少ないので自分からはあまりお勧めしません。