587作目はJVD発のパラノーマルっぽい作品の第4弾を…。
『パラノーマルサイキック怨』
2012年作品。
全米大ヒット映画「パラノーマル アクティビティ」を彷彿させるリアルドキュメンタリーシリーズ第4弾。
-あらすじ-
出月家で取材班が遭遇したのは、山形という女と過去に怪奇屋敷に関係のあった
人物ばかりだった。彼らは山形に洗脳されており、取材をつづけることはできなかった。
リ・コウジは新たにアイドル・女優・霊感タレント、3人の女性レポーターを従え、
再び取材を開始した。まず出月家に向かったが、そこは藻抜けの空だった。
4度、心霊現象が起こる家での取材が開始された。しかし、またしても怪奇現象は
起こるのだった。そして、遂に真実を取材班はつかむのだった。
-感想-
何というか3の時はちょっと良くなった気がしましたが4になり元に戻り駄目になりましたね。
お話は家から川に出てみると山形に洗脳された男が倒れており何故か工藤弟も駆けつけます。
男はどうやら山形から逃げ出しており保護したあと5人で家で宿泊することになります。
そして夜に寝ている最中に工藤弟が階段から落ち大怪我して撮影が終了します。
後日関係者がJVDに集まり出月家で発見した3枚のDVDを検証します。
その映像には出月の奥さんが出月を初め山形達に殺されて流されてしまいます。
その死体が発見されないので地縛霊になり一番最初の心霊写真に繋がっております。
そしてエンドロール後にリ・コウジが出月家に入って行き扉が閉まり悲鳴声が聞こえエンドです。
う~ん、無理矢理締めた感があり正直工藤兄や中岡について何も語られていません。
本編ラストの霊感アイドルのどや顔のメッセージもよく分からず何を言ったっけ?という感じです。
4作にかけて謎解きをして結果DVDを見て解決と言うラストも今まで見てきた甲斐がありませんね。
心霊時に変な効果音も復帰しているしそのシーンも箱が落ちるだけと言うショボいものです。
それにしても3までクールな感じだったリ・コウジのテンションの高さは笑えました。
難色を示していたのにアイドル3人が同行すると聞きやる気まんまんな態度が笑えます。
そもそも霊に対抗する為のグラビア固めって事の方も凄く気になりました。
あとは馬鹿の一つ覚えみたいに叫びまくる工藤弟も凄くいいキャラでしたね。
映画としては猿芝居な連中が多いのでリアリティは皆無として恐怖感も皆無ですね。
とにかくいくつか語られていない部分もあるのでもし5作目でも出れば見るレベルですね。
ただ正直ホラーとしては期待せずに際物映画という感じで惰性で見ていく予定です。
そんな感じで映画としては駄目なので駄作マニアの人しかお勧め出来ませんね。