５６３作目はあまり面白くなかったヴァンパイアのリメイク物を…。
『フライトナイト 恐怖の夜』
２０１１年アメリカ作品。１９８５年作品『フライトナイト』のリメイク。
-あらすじ-
高校生のチャーリーは、学園のアイドル、エイミーをゲットし、毎日を楽しく過ごしていた。
だが、チャーリーの家の隣にジェリーが引っ越してきてから、夜ごと町の人々が姿を消していく
事件が発生。実はジェリーは、美女の生き血を吸いつくすヴァンパイアだったのだ。
そんなある夜、チャーリーに正体を知られてしまったジェリーが反撃を開始。チャーリーの家は
破壊され、母親も重傷を負う。さらに、ジェリーの魔の手は恋人エイミーにまで迫ってきた。
愛する彼女を守るため、チャーリーとヴァンパイアの壮絶な戦いの夜が幕を開ける……。
-感想-
１９８５年の作品は古すぎて覚えていませんがもうちょっとリメイク物より面白かった記憶があります。
お話は主人公のチャーリーの元に以前門前払いをしてきたヴィンセントから連絡があります。
持ってきた資料を見て一応協力する事になりいろいろ教えている所に来客が来ます。
それがヴァンパイアと化した親友で主人公と戦っている間にジェリーまでやってきます。
親友は倒すもののエイミーは連れ去られヴァンパイアにさせられてしまいます。
チャーリーは実は親をヴァンパイアに親を殺されているヴィンセントと一緒に助けに行きます。
昼間にジェリーの家に行き窓を壊し地下に降りたところでジェリーが現れ２人は離ればなれになります。
チャーリーはヴァンパイアと化したエイミーを倒しヴィンセントはヴァンパイアの大群に襲われます。
２人は合流し天井を銃で壊し太陽光を入れつつヴァンパイアを凌ぎます。
ジェリーとエイミーが抱き合っているところでチャーリーは自ら火を付け火だるまになります。
そのままジェリーに抱きつき太陽光を浴びせたあと心臓に杭を刺し消滅させます。
消滅したあとエイミーなどが元に戻り主人公カップルも熱々になりエンドです。
何というか手堅く作ってあるとは思いますがカルトムービーらしさが消し飛んでいますね。
それなのにあえてＢ級色を出しているのかインパクトも無く面白いとまでは言いがたいですね。
演出の問題なのか中盤あたりがかなりダラダラしており冗長感が目立ちますね。
ただ周囲に信じて貰えないなどのシーンはほとんど無くそのあたりはストレス無く見られますね。
ホラーファン的には相手からさっさと正体を証明してくれる行動はいまいちかもしれませんね。
あといまいちなのはキャラクターが立っていないところですかね。
自分の記憶だとリメイク元は出てくる登場人物がもっと個性的な感じな気がしました。
これが現代風と言えばそれまでですがあっさりしているので数ヶ月後には忘れてしまいそうです。
びっくりしたのがコリン・ファレルが自分よりも４歳も年下だったことですね。
ずいぶん若作りした４０代の親父だと思い見ていましたが調べて年齢にびっくりしました。
ＣＧなども使いアクション的には派手にはなっていますが面白さには影響していませんね。
まあカルトムービーとある意味天井を上げてしまっているから評価は辛口になってしまいます。
ひとまず手堅く作ってあり今作はカルトムービーじゃ無く普通のヴァンパイア物です。
そんな感じでネタ的に期待しなければ暇つぶしに見てみてもいい気がします。
