リアル鬼ごっこ | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

564作目は意味不明で面白くなかった作品を…。


『リアル鬼ごっこ』


2007年作品。山田悠介の同名小説を、柴田一成監督が映画化したアクションサスペンス。



-あらすじ-


日本にもっとも多いとされる苗字“佐藤”。テレビでは、最近その佐藤姓の人間が死因は


様々で相次いで亡くなるという奇妙なニュースが流れていた。佐藤翼には、母親の死後


アルコール依存症となっている父親と、生まれつき言葉と感情を失い入院している妹の愛がいる。


不良高校生である翼は、佐藤洋率いる敵対グループに毎日のように追われていた。翼と洋は


元々幼馴染であったが、今では疎遠となっている。ある日、翼がついに追っ手に捕まってしまうが、


その瞬間、洋の前から翼は忽然と姿を消す。翼が気がつくと、取り囲まれていた不良たちは


ひとりもおらず、あたりは静寂に包まれていた。状況がわからず翼は戸惑う。そこへ今度は洋が


物凄い形相で突進してくる。反射的に逃げる翼だが、洋もまた何者かに追われていた。二人を


追うのは黒装束に赤く光る目の仮面をつけた“鬼”たちであった。事情を聞くと、この世界では


王政が敷かれており、“佐藤”姓を持つ人間は一日のうちの数時間、王の仕向けた鬼によって


追いかけられ、捕まれば死刑という殺人ゲームが行われている、という。何とかその日の


ゲームを逃げ切った二人の前に、少女が現れる。妹の愛と全く同じ顔をしているものの、


翼の知る愛とは正反対の明るく健康的な別人になっている。愛によると、この世界は現実世界と


平行して存在するパラレルワールドで、同一人物の生と死がリンクしているという。つまり、


こちらで死んでしまえば、現実世界の自分も死ぬことになる。佐藤姓を持つ人間が次々に


死亡していたのはこのためであった。愛は翼に助けを求める。混乱する翼だったが、この世界で


愛を守れなければ、現実世界の愛も死んでしまうことになる。命をかけた鬼ごっこ、決心した翼は


愛と家族を守るため、走り出した!



-感想-


何というか世界観は奇抜と言うだけでどうもお話は面白くなかったですね。


主人公は妹と親友を助けに向かいますが親友は屋上から落下し妹は連れ去られます。


今度は主人公はテレビ局に行きテレビクルーによって中継で直接王様とコンタクトを取ります。


王様の正体は主人公の実の父親で母親は妹同じパラレルワールドを行き交い出来ました。


その能力を生かし王様は別世界で敵を殺し結果的に敵本人も死んでおります。


それで敵を全滅させ世の中に超能力者と知らしめ権力者になったそうです。


利用されたことを知った母親は別世界に逃げますがもう一人の自分が殺されて死んでしまいます。


リアル鬼ごっこの意図は実の子供に復讐されることを恐れてやったことです。


しかし情報が佐藤としかないため日本中の佐藤を殺してしまえば言いじゃんと言う発想です。


主人公は王様に喧嘩を売り妹を助けに行きますが途中でたくさんの鬼に囲まれてしまいます。


その瞬間現実世界に戻りますがそこでも障害者の妹が医者(王様)に襲われています。


駆けつけ医者を倒し妹を救いますが医者に反撃を喰らい2人は屋上から落ちてしまいます。


パラレルワールドでも妹が王様に襲われそうになりますが落ちたと同時に突然死してしまいます。


気がつくと主人公は環境破壊によって世界が荒廃したパラレルワールドに飛んでしまいます。


そこでも妹がおり死んだと思った親友も生きており2人で街をかけだしてエンドです。


正直脚本的にゴチャゴチャしており正直ネタバレも自信がありません。


酷いと評判の作品でしたがケータイ小説系の映画で場数をこなしているため大したことは無かったです。


上映当時に見ていればくそみそに貶すところでしたがもっと酷い作品のおかげで慣れてしまいましたね。


あれ?確かに酷いけどこんな感じかなと言う程度である意味慣れって恐ろしいと思いますね。


自分的に駄目だったのが登場人物の行動原理でご都合主義も合わさってかなり鼻につきますね。


主人公を探すために佐藤姓を皆殺しとか自分的には遠回りと言う気がしますね。


最後はまた違う世界に飛ばされレジスタンスとか締めとしては失笑物ですね。


リアル鬼ごっこも日本中の話なのに主人公の周囲だけしか起こっていないように見えます。


大風呂敷を広げているのに映像的には狭く見えるあたり映画的に駄目な気がしますね。


ひとまず王制を敷かれたパラレルワールドでの人々の生活風景が省かれているのも駄目ですね。


訳の分からない世界にわけも分からず巻き込まれるだけの訳の分からない作品ですね。


ストーリーの整合性など皆無で2つしか無いパラレルワールドも実は無限大という感じです。


そのリアル鬼ごっこも4日目という感じなので最初から描いて欲しかったですね。


前半が説明に費やしていますがそれを短くして1日目から主人公視点で描いて欲しかったです。


俳優も柄本明や吹越満などのベテランを要しても生かし切れておらず勿体無いですね。


とにかく良いところが無くそれが原作のせいなのか映画のせいなのか分かりませんね。


ただはっきり言えるのが映画は面白くなかったことでいまやこの内容じゃネタにもなりません。


実はこの時点で2~4作目も借りてありこのような出来と考えるとみるのが憂鬱になってきますね。


まあ見ないとネタも得られないしお金も勿体無いので一応見ますが期待はしません。


そんな感じで自分的にはケータイ小説系の映画化は見なくてもいいと思います。