ご覧いただきありがとうございます
今年の５月、草刈り中に畑でキジの卵を見つけ、
孵化させてお世話をしました
キジの記事をまとめたので、
良かったら見てください
2羽孵ったキジのうち、
特に足が悪かったピーチは、
生後3週間位で亡くなってしまいました
悲しすぎて、しばらく生き物を
飼えないと思っていたのですが…
数ヶ月が過ぎ、心境に変化がありました。
1羽亡くなってしまったことは悲しかったけれど、
卵から孵った喜びや、
スクスク成長していく様子を見守れる喜び、
そして何より可愛さが忘れられません
もう1羽はスクスク大きくなり、
自然に帰し、今も時々姿を見せてくれて、
近所で元気に暮らしているようです
突貫工事で大慌てて作った鶏小屋、
主がいなくなり、寂しげです
何より、私達家族みんな、
キジが居なくなったのが
寂しくて仕方ありません
主人は以前からずっと、
ニワトリを飼いたがっていました
せっかく鶏小屋を作ったので、ニワトリを飼い、
産みたて卵の、卵かけご飯を食べてみたいと
思うようになりました
そこでニワトリについて、
ネットで調べてみました
ニワトリは「コケコッコー!!」と
朝から鳴くというイメージがありましたが、
大声で鳴くのはオスのみだそうです。
我が家はあまり家が密集していない所に
住んではいるものの、
お隣さんや近くにマンションがあるので、
オスが鳴くと近所迷惑になります
卵も産んでほしいし、飼うとしたらメスのみ。
キジの卵を見つけた時に買った孵卵器が
取ってあり、主人はまた卵をかえしたい
気持ちがありますが、
有精卵を孵化させる方法は
性別が選べないため、却下です
そこでメスのヒヨコを手に入れる方法を
考えます。
よく行く近所のホームセンターに、
以前ヒヨコがいたことがあったので、
問い合わせてみましたが、
今は扱っていないとのこと
ネットで見た情報を頼りに、
種鶏場という所に電話してみました
すると、養鶏業の人のみへヒヨコを売っていて、
個人では買えないということでした
ネットで出てきた近所のペットショップ、
上から順に電話をかけて聞くことにしました。
今は扱っていないというお店が続き、
最近はあまりヒヨコが流通していないと
いうことが分かりました
無理なのかもと不安に思っていると…
5件目位で、取り寄せできるという
お店がありました
何羽飼うか、もう一度主人と話してから
改めて連絡することにしました
5人家族なので、5羽飼えば卵を毎日5個
産んでくれる計算
でも結構大きくなってから手元に来そうなので、
他でもし小さいヒヨコが手に入るなら、
そちらでも買えるようにと、今回は
メスのヒヨコを3羽お願いしました
卵からかえりたてのキジのヒナがあまりに
可愛かったので、なるべく小さいヒナから
また育ててみたいと思っています
10月中旬頃に申し込み、
10月下旬か11月上旬に来る予定となりました。
飼うことが決まり、早く来ないかなぁと
ルンルンした気持ちでいましたが…
ネットでさらに色々見ているうちに、
一つの壁にぶち当たりました
ニワトリの寿命は10年程だそうです
そして、知らなかったのですが、
卵を産むのは、半年頃から3歳頃までで、
残り7年は産まないのだそうです
卵を5個手に入れるのに…
最初の3年は5羽
3年経ってその子達が産まなくなったら、
新たにまた5羽飼って、
卵を産む子が5羽
卵を産まなくなった子が5羽の
合わせて10羽
6年経ってまた卵を産まなくなったら、
新たにまた5羽飼って、
合わせて15羽
9年経って、また5羽飼ったら
合わせて20羽
そしたら最初に飼い始めた子の寿命が来て…
そこからは20羽前後になるのでしょうか
卵を5個をずっと得るためには、
最終的には20羽
なかなかの数です
鶏小屋の大きさは、
20羽でも大丈夫な位のようですが、
エサはどれ位いるのか
不安になってきます
そして色々見ているうちに出てきたのが、
卵を産まなくなったら、
絞めてお肉としていただくという情報です
一昔前は色々な所でニワトリを飼い、
卵を頂いたり、貴重な蛋白源として、
お肉を頂いていたと聞きます。
養鶏をしている方なら、絞めてお肉にするのは
当たり前のことのようでした。
そして、絞めてお肉にする方法を紹介している
ブログも見てみました。
かなり衝撃を受け、
自分達でできる気がしません
でも私達は毎日のように、鶏肉、豚肉、牛肉、
お魚等、生き物のお肉を頂いて生きています。
魚を捌くのは、得意ではありませんが、
一応できます
ニワトリも同じことなのか…
いや、同じには思えない…
だけど、生き物を絞めて、
処理してくださる方々がいるから、
美味しいお肉を頂くことが
できているのは、紛れもない事実なのです…
生き物を飼うことで、子ども達が命に触れ、
命にについて考える機会に
したいという思いがあります。
それならば、お肉にしていただくことも
経験するべきなのでは…
そんな思いと、
お肉にすることへの恐怖と抵抗とで、
しばらく心の葛藤が続き、
飼うことが怖くなってきました
ニワトリの中には、卵をつついてしまったり、
仲間を攻撃してしまう子がいたりして、
そうした場合も、どうしていくのか
考えなくてはいけないようです
飼う時に、名前を付けようと思って
長男が考えていましたが、
もしいつかお肉にするなら
名前は付けない方がいいのかなとも思いました。
ヒヨコが来る前に、
卵を産まなくなったらどうするのか
決めておかなくてはと、焦ります
数日間、モヤモヤしながら考えていましたが、
ふと思いました。
ニワトリには卵を産んでもらうだけでなくて、
庭や畑の虫や草を食べてほしい
卵を産む事ばかりに頭がいっていましたが、
除草したり、鶏糞をまた肥料にしたり、
卵を産まなくても役に立ちます
そしてやはり、いてくれるだけで十分だし、
ペットとして命が続く限り可愛がり、
飼っていけたらいいなと思うと、
今までのモヤモヤがスッキリしました
自分達で、絞めてお肉を頂くことは
できそうにありませんが
お肉が大好きで、スーパーで買うことが
当たり前になっていましたが、
改めて命を頂いているんだと
感じることができました。
そして、生き物や調理をしてくださる方々に
感謝の気持ちを込めて、改めて、
ありがたく頂こうと思いました
