2024年 tvN 全16話

キム・ヘユン、ピョン・ウソク主演


超!雑なあらすじ

亡くなった推しリュ・ソンジェを救うべく、イム・ソルがタイムリープをして推しを救うお話。



登場人物

イム・ソル(キム・ヘユン)

推しのバンドECLIPSEボーカルソンジェは足の不自由なソルにとって生きる希望。


時計を押すと過去に戻るという方法を得て、推しの死を回避すべく高校生時代に行き、推しの人生軌道修正を試みる。高校生、大学生、と何度か戻る。

足がまだ動く時代なので、それに関するありがたみや、推しが生きているだけで尊い気持ちが前半はイキイキと。

大胆で真っ直ぐで1人で背負うタイプよね。

あくまで推しなので、恋愛対象として見れないソル。最初はソンジェからの好意に戸惑いまくる。



リュ・ソンジェ(ピョン・ウソク)

バンドECLIPSEのボーカル。

2022年コンサートの夜に亡くなる。

高校時代は水泳選手を目指していたが怪我に苦しむ。

高校時代に隣家のソルに一目惚れ。

2022年からやってくるソルにやたら世話を焼かれてドギマギする。

親友のイニョクに比べて音楽の情熱があるのかは?だけど、結局はバンドやって俳優業もしているあたり、華やかな職が好きなのかね。体育教師になる世界線も欲しかったなー。


キム・テソン(ソン・ゴニ)

高校の時、バンドをしていてソルが最初に推す男。

不良で最初は高校中退するが、2022年のソルが戻ってからはテソンに「ちゃんと卒業しろ」と発破をかけて…。

モテ男で軽いイメージとは裏腹に、実は一途な男。最初のタイムリープで少しだけソルと付き合うが、本気になる。

何故かソルの家族からは評判がいい。 

ファッション系の仕事、からの父と同じく刑事へ。

ソルがテソンに「キム刑事に言って。私じゃなくソンジェを守って」と言われたことを親子二代で果たすテソンよ、お前さんは最高でした。4回目の現在ではソルと親友のようで、それも泣けるんだ。

「スカイキャッスル」以外にも「スノードロップ」でキム・ヘユンと共演してましたね。

でもジスの兄さん役だったからあんま絡み無かったわねー。



ペク・イニョク(イ・スンヒョプ)

バンドECLIPSEのリーダー。

テソンと高校時代バンドをやっていた。

ソンジェとは親友で、オーディションの時にソンジェにボーカルをお願いする。終始ドラマのおとぼけキャラ。最後はマネージャーさんと同じくらいソンジェの手となり足となる。



ボクスン ソルの母(チョン・ヨンジュ)

レンタルビデオ店経営。

夫を亡くし、母と息子と4人家族の大黒柱。


マルジャ ソルの祖母 (ソン・ビョンスク)

孫の面倒をみる優しい面白い祖母。

ソルが成人してからは認知症になる。

認知症である自分のことを「時間を旅してるの」とソルに話すシーンには涙。徘徊は困るけど、そう考えるととってもロマンチックに思える認知症。

ソルのタイムリープを全て見通しているのかな。


グム ソルの兄(ソン・ジホ)

俳優が夢だった。ソルの怪我や、結婚等々夢を諦めるも、また端役でドラマに出る。騒がしいキャラ。


ヒョンジュ(ソ・ヘウォン)

ソルの親友。ソルの人生にいつも寄り添ってくれる明るい友達。兄のグムと付き合うことになる。


グンドク ソンジェの父(キム・ウォネ)

息子ラブのオモロイお父さん。かわいかったなー。


キム刑事(パク・ユンヒ)

テソンの父。ソルの事件を担当。

犯人逮捕に尽力する。この親子二代刑事、警官の血で胸熱っ。最高でした。


キム・ヨンス(ホ・ヒョンギュ) 犯人

途中からはソルだけじゃなくコイツもタイムリープしとるよね?と思うくらい、警察の先の先をかく凄い奴っ。【時をかけるおじさんルンルン】かと信じてましたのに。

こいつ、ソンジェの高級マンションのカードキー持ってたよね?

結局は何でソルとソンジェに付き纏うのか不明のまま、テソンとの捕物帳シーンの末にトラックにひかれて漢江へドボンする。

「遺体を見るまでは終わらない」韓ドラあるあるなので、いつ復讐に来るか最後まで気が気でなかった。いや、「遺体すら偽装される」韓ドラあるあるだぜぇ?ほんとにコイツはいなくなったのか、それが一番このドラマで気になった無粋な視聴者でしたっ真顔

中の人、ドラマのポップアップストア行っててウケたw


 推しが自分を好き

実は自分より推しの方が先に自分を好きだったー。

夢のような設定に、ソルとソンジェの大人パート、高校生パート、大学生パートと時間軸が変わる新鮮さ、

困難の度に再確認する2人の愛に毎週悶絶する視聴者。


綺麗すぎないキム・ヘユンというのも肝ですし、演技の上手さが周りのキャラをもグイグイ引き上げる。


「偶然見つけたハル」の時もいじわる役イメージな彼女がヒロインとは?と半信半疑で視聴し、結果ズッポリハマりましたが…。

あの作品をより上回る面白さは、やっぱりピョン・ウソクも良かったからだと思いました。

付き合ってない時(ソルを好きじゃない時)と、片想い中の時、付き合ってる時のお目目が違いすぎて、凄かった〜。


 ソンジェの気持ち

ソンジェもタイムリープをしているのか?と思ったのですが、ソルだけがタイムリープをしていました。

ソルの視点で展開するドラマ。



ソルは危険な目にあわせたくないため、けっこう1人で決めて行動。

タイムリープものは、タイムリープする人が主人公。

ソルが元の時代に戻るたびに、ソンジェは「残された人」になるのですよね。

ソコントコ、描かれてないこのドラマ。

なのにそこも表現するウソクの説得力ある演技。


だから最後こんな甘えん坊になる気持ちわかるわぁ。

「またいなくなるんじゃないかと不安になる」


名作「時をかける少女」の歌詞を改めて見ると


    

あなた私のもとから
突然消えたりしないでね
二度とは会えない場所へ
ひとりで行かないと誓って
私は私は彷徨い人になる

タイムリープされて残された人目線ですよね。

まさにソンジェの気持ちよねぇ。 

残された人の方が、さまよい人だよねぇ


あの高校生の時も、距離が近づいたと思ったらば

「あんた誰?」状態になるソル。

そしてテソンと付き合うし。

ソンジェにとって未来よりも、今ソルと一緒にいたいという気持ちがずっと勝ってましたよね。


 四回タイムリープ

これをしつこいと思うかどうか。

若干「また?」と思いましたけども泣き笑いすんません。

最後、オールリセットするのよね、ソル。

セーブしてないファミコンのリセットボタン押されるような悔しさよ。

最後のタイムリープでは自分と関わることでソンジェは死んでしまう、という結論が見えたので、もう最初から関わらず。

これは異邦人の歌詞のように

あなたにとって私

ただの通りすがり

を決め込むつもりのソルです。

映画会社に勤めるソル。業界が同じだから結局は関わる。

そして、ゼロの関係なのに、ソンジェがソルに絡んでくる。

記憶がなくても心が覚えているー。

ソルの壊れた時計を直すタイミングで、ソンジェも経験していないはずのソルとの思い出が湧き上がり。

魂が震える感覚を覚えるソンジェの演技が、見ていてこみ上げるものがありましたねーニコニコ

(逆流性食道炎ではない)

15話は神回でした。


16話はもうイチャイチャなお楽しみ回となり、

大円団で終わって良かった良かった…でした。

この後の朝チュンは2人ともニットで、ニットで寝るのとかありえねぎし!派だから嫌だった。

ウソクはたくさん脱ぐわりには、朝チュンの素肌は生々しいからか監督がNGなのかな。


「偶然見つけたハル」で、次の話?漫画?であの木の下で再会した2人にもうぉーってなったけど。


理屈はわからんけど時間軸違う時のもソウルハートで過去の記憶を思い出す力技展開で、

それ全部ピョン・ウソクだからオベイしますしますって全世界が屈したのでは?


もー、オールインしますわ。

すごいお似合いのカップルでした。

泣いて笑えて、

毎週月曜日火曜日楽しませていただき、ありがとうございました〜。