2026年 アン・ウンジン、ソ・ガンジュン主演


全14話 KBS
 Amazonプライム・ビデオ

脚本ユ・スジ(トップマネージメント)

演出 ファン・スンギ(ラジオロマンス)、
イ・ガラム(史官は論ずる)





 あらすじ

製菓メーカーで働くナムグン・ホと映画監督のイ・ミドは家族のような関係性の交際10年目の恋人同士。

ときめきを失って義務感で続く中、お互い魅力的な異性が現れる。


相関図

KBSよりお借りしました


恋愛ドラマ、では無かった

事前の番宣で、2人がいちゃつくシーンてんこ盛りを流した事の功罪は大きいかと。

それに引っ張られて、恋愛ドラマと思ってみると全く違う。なので乗り換え恋愛しよう、というのも刺激的に捉えられ批判される事に。

家族喪失の傷を癒す、とかそういうテーマにしても、脚本が本当におかしいせいで主人公がどんな選択をしてもおかしく感じさせられるように。


後出しの悲運エピソード


7人の継父がいて、その継父は全員詐欺母の犠牲者というナムグン・ホ。毒母とは大人になってからも金を無心され距離を置くにも弟が産まれてしまい、完全には突き放せない。更に腎臓を一つ毒母に移植したという過去も後出しで知らされる始末。(現在毒母はナムグンのおかげで収監された)

13話で、ナムグンが絵の道を諦めた理由が後出しされる。(後出し不幸ネタはこれが最後かっ?と全視聴者笑うわ)

実父がヤクザだが絵の才能があったと。やっと自分の評価で生きていけそうな道だったのに、実父の血と思い出すのが嫌で諦めた、ということ。これはミドにも言ってない秘密で、絵を全部燃やしてミドが泣いて欲しがっても燃やしたナムグン。それなのにスアが暴漢に遭ってナムグンが助けた後、犯人のモンタージュを描いてあげて、それを宝物のように家に飾るスア。その絵を見てミドが頼むからこの絵をくれ、と懇願するのよね。可哀想なミド。。その秘密をスアに話すナムグン。


幼い弟が産まれた経過もあって、ミドはナムグンに内緒でこの毒母に仕送りをしていた。

2人の結婚が遅くなったのは毒母問題が大きかったけど、そもそも2人は付き合うべきではなかった。

ミドの父がナムグンの継父を救うために亡くなった過去が最大のお互いのトラウマ不幸ポイントとして描かれる(ミドの父は救命士?だからミドが頼まなくても行動を起こしていただろう)。

この不幸大会に、ミドの兄弟(特に弟の婚約者が亡くなった話)のエピソード、スアの父や友達(コイツは誰なの何なの?)、テスンが施設出身で虐待されていた、などお気の毒エントリー参加者多すぎてストーリーが大渋滞。


お互いの母に、父に、なろうとした

ミドはナムグンの母に、ナムグンはミドの父になろうとした、がこの話の核だと思う。

更にミドの末っ子弟ワンドは、本当の兄ヨンドよりもナムグンを兄と慕い懐く。兄弟がミドに対して冷たいのが本当にしんどかったな、このドラマ。

ナムグンに乳歯を抜いてもらい、家族に反対された飛び込み選手の夢を応援してくれたのも泳ぎを克服してまでワンドを付き添って父代わりになったのもナムグンだ。

ナムグンとミドのドラマ前半の行動が、後出しされたミドの父の死によってブレていく。キャラが歪んでしまったのが本当に残念。2人の感情に没入できなくなる。


お互いの親になろうとする関係性は、恋人とは言えない。そこが長期恋愛によくある倦怠期テーマだけど、スアやテスンまで家族のトラウマを持つキャラにしたのは正しかったのか?それを描くのに時間が足りなくどんどん散漫に。


結末

ミドとナムグンが1か月他の人と恋愛した後別れた。

その後が最終回。

2年後、ミドは大学?で講師。そこへテスン(ミドに言われて良き弁護士でありたいと頑張っている)が来て、再び始まる関係。結局ミドの夢は何だったのだろう。ナムグン・ホのため人生をほぼ棒に振った女。可哀想なミド。ゲイの男友達(イ・サンイ)と飲んでる時の弾けた笑顔最高だったよ。

ウンジンとキム・ゴウンの為なら駆けつける男、イ・サンイ


ナムグンは出張から帰国。主任になったスアを訪ねて、再び始まる関係。良かったね、新しい若い女捕まえられて。スア、成功したヲタクならぬストーカーだね。愛人になる気も満々だったからね。多分この後幼い弟問題や毒母問題付きまとうしこの男は借金あるけど大丈夫かな?


兄弟とも年一回ワンド誕生日にイ家とは会うだけ、と宣言するナムグン。

最後にミド父が亡くなった、最初の出会いの海へ2人で行く。

超最後に、大学時代ミドから振られた後に女とラブホに行ったとカミングアウトするナムグン・ホ。気持ち悪いドクロ


そして引っ越しをするナムグン(向かいの部屋に住んでいた2人)。

緩く距離を置く感じだけど、ポエムなミドの語りで幸せそうな雰囲気で終わりました。本の裏表紙に学生時代ナムグンが描いてくれた自分の絵を発見して涙するミド。


悪者にされる主人公

ミドが拗らせすぎて嫌、という感想が多かったけど…。

カウンセリングをすぐに受けるべきレベル(衝動的に死のうとする)だし、父を自分が死なせたと思ってる話も親兄弟が「違うよ、お前のせいじゃないよ」と抱きしめてあげて欲しかった。

自身がそんな状態なのに、ナムグンに夢を勝手に託されて映画監督を辞められずボロボロに。更にナムグンやテスンをメンタルケアしてあげなきゃならないキャラになっていて、とても辛かったです。

それでもテスンとは言いたいことを言ってぶつかれるから良かった。テスンの正直に来るところ大好きでした。ミドが何に怯えてるのか一発で見抜くのも、愛してるのねえとキュンキュンしたわ。

最終回の機材置き場でのキスシーン良かったー。



これで終わってほしかったのに、2人であの海に行くのとか辞めてほしかったわ。

ソ・ガンジュンもアン・ウンジンもさぞ大変だったろうなぁこの役。


一言で表すと


変なドラマ…。


そしてこのドラマのおかけで?イ・ジュアン好きになってしまった。

ドSでワンコだった今作。このキャラだけは本当ドラマの中で唯一推せた。あとカメオのイ・サンイw


この前のヘリの映画監督ドラマでは、ヘリの元カレで売れっ子俳優役で登場。ファン・イニョプが変な彼氏だったのもあり、包容力あり優しくてとても魅力的でした(そのドラマも変なドラマだったのよねぇ)。