2024年問題 競走馬輸送費の値上げ・体制変更の緊急事態 | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬開催に支障をきたす2024年問題
昨今ニュースで聞くことが増えた「2024年問題」。これは来年4月から施行される働き方改革法案により生じる、さまざまな問題の総称である。
具体的には、物流・運送業界の自動車運転業務に携わる人間、すなわちトラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用されることで、ひとりあたりの走行距離が短くなり、輸送能力が不足すること等が懸念されている。競馬業界にとっても、この2024年問題は頭痛のタネだという。
馬産地ライターが解説する。「トレセンから競馬場への当日輸送や近場の外厩への輸送は何とかなるでしょうが、本州と北海道の競馬場や牧場との長距離輸送が、これまでのようにいかなくなるのは必至。馬産地でも大いに頭を悩ませていますよ。レース後の当日帰厩をやめるなど、輸送システム自体の見直しを余儀なくされるでしょうね」

※競馬の天才!2023年11月号「今月の悪魔の壁穴」より




先日、私がよく利用している競走馬輸送会社からお知らせが送られてきました。

・運転者の拘束時間・休息期間の変更により運行回数を減らす
・2人乗務特例によるワンクッション輸送で北海道~関西間の輸送は継続できる(運行回数減)
・検疫入厩は日時指定となり確実に馬運車を手配することを約束できないため、期間に余裕を持ったトレセン近郊の各牧場までの輸送をメインの輸送形態にシフトする
・札幌競馬場への入厩退厩便、札幌競馬場への入厩退厩便を完全撤退する
・来年以降はセリの移動の依頼は受け付けない


※改定期日:2024年4月21日輸送分より









これはちょっと思ったより深刻ですねあせる
一番困るのは今までのように長距離輸送が難しくなるということです。
馬がスムーズに移動できなくなり調整しづらくなるケースが増えてきそうです。
移動時間が長ければ当然馬にも負担がかかってきます。馬主としては輸送の途中で愛馬が体調を崩さないか心配です。

 

 

あと、運行回数減によりスムーズに馬運車を手配できなくなる可能性もあります。予定やプランを立てづらくなってしまうかもしれません。
輸送料の値上げは馬主には打撃です。預託料も値上げってきてますしコスト増で厳しい時代です。
競馬会がサポートしてくれると助かるのですけどね…ほんとに困った問題ですよね(;´Д`)