JRA総研「長距離レースと故障率は関連があると考えられる」 | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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疲労による後肢主要筋の筋電図変化 (JRA競走馬総合研究所)
アスリートにおいて疲労と故障は密接に関連していると考えられている。競走馬においても長距離競走では故障率の上昇が報告されているため(第50回本発表会)、疲労と事故率は関連があると考えられている。
ウマの疲労と筋肉の関係については、三角筋など一部の筋肉で疲労と共に中央周波数が低下する傾向にあることが報告されている。
また、第54回本発表会において高橋らは浅指屈筋および深指屈筋の積分筋電図は駆歩、速歩ともに疲労前より有意に低下することを報告しており、疲労困憊時には下肢部筋疲労が起こることが示唆される。
しかし、背最長筋や中殿筋など競走馬にとっての主要筋の疲労について筋電図を用いて解析した報告はなく、疲労する主要筋肉について明らかになれば事故予防の一助となる可能性がある。そこで本研究では疲労に伴う後肢主要筋肉の筋電図変化を観察した。

https://company.jra.jp/equinst/publications/pdf/y57.pdf









これは興味深いJRA総研のレポートですね!
つまり走破距離と事故率・故障率は関連性がある(可能性がある)ということですね。
ふと思ったのは先週の天皇賞(春)。レース中に何頭か故障してしまいました。
競走馬にとって距離を走れば走るほど体への負担が大きくなります。それは人間でも同じことです。フルマラソン走れば誰だって疲れますから。



菊花賞や天皇賞(春)に毎年あまりメンバーが揃わないのは陣営が故障させたくないからと言われてます。
故障しなくても反動(疲労)は大きそうですし多少リスクを感じてしまいますあせる
ちなみに高速馬場と事故率・故障率の関連性についてはJRAは明確に否定してます。
とにかく安全に開催できないようでは未来はありません。出走基準を厳しくする、たとえばレース前に馬体チェックを入念に行うなどしてみてはどうでしょうか。中には未然に防げるものもあるはずです。

 

 

 

 

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