故障馬続出!東京競馬場の高速馬場の影響は… | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬が好きで中央個人馬主、地方個人馬主、フランス馬主をやってます。

スターズオンアース 右前脚第1指骨の剥離骨折、左前脚の第1指骨の骨折 →全治3カ月
ジオグリフ 右前脚第1指骨を骨折 →全治3カ月
イクイノックス 左前脚の腱に相当なダメージ(屈腱炎との診断には至らなかった) →回復期間不明
マテンロウレオ 左橈骨遠位端を骨折 →全治未定



クラシックの激走の反動は多かれ少なかれ出ます。
世代トップどころの怪我は残念ですねあせる
先週の東京競馬場では日本ダービーでレースレコードが出ました(従来のレコードは0.6秒更新)



このような故障は高速馬場の影響なのでしょうか!?
JRA後藤理事長は「速い時計が出ると、よく馬場が硬いと言われてますが、決してそうではないんですよ。芝は日本の芝と西洋の芝をクロスしているわけですが、日本の芝は過度な水分を与えると季節によっては病気が発生する可能性が高くなります。そこが欧米の芝との決定的な違いで、養生のために過度な水をまくと、逆に芝に悪影響を与えてしまうんです。クッション性のいい地盤の上に乾いた芝があり、さらに均一性もあるので、馬によっては走りやすい。人馬の事故を減らすという前提で馬場を造っています」と以前週刊ギャロップのインタビューで語ってました。


過去10年間の事故率(東京競馬場における)はそんなに変化してません。
高速馬場になったからといって故障率は上がってないのです。
馬場が改良されてどんどん「走りやすい馬場」になってきてることは事実だと思います。
 

 

 

 

 

 

 


興味深い記事があって、サラブレ2019年9月号に「JRAは高速馬場についてどう思っているのか?」という記事が載ってました。
「レコードが出たとき、どんな気持ちになるか?」との問いにJRA施策部は、「頭を抱えてしまう。残念な気持ちになる」と回答しています。
理由としては、「レコードが出ると硬い馬場だからという誤解が生じ、さらに故障のニュースが出た場合にそれが高速馬場のせいにされる」からだそうです。



海外とまったく同様の馬場を造ることは不可能です。
日本は気象条件も違うし、開催日数も違うし、夏も冬も梅雨の時期も一年中開催していますから。
しかしこうも走破タイムが違うと海外の関係者から嫌われてしまうのでは・・・日本はこっちの競馬とは違うから遠征させるのはやめておこうとならないか心配ですね。
今JRAはジャパンカップの真の国際化を目指して、東京競馬場に新たな国際厩舎をつくり海外馬をさらにいい環境で受け入れる準備をしているところです。海外のトップホースが日本に来る日はあるのでしょうか(´Д`)