法然と極楽浄土 行きました | ぐりぐり寺

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仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

 

 

東京国立博物館 6月9日(日)まで

「法然と極楽浄土」

公式サイトこちら

 

 

先週行く予定だったのが、風邪をひいて一週間遅れました。

一週間前は前期展示。今は入れ替わって後期展示。

前期のほうに見たい仏画があったんですが・・・。

知恩院の早来迎とか、金戒光明寺の山越阿弥陀とか、當麻曼陀羅の原本とか、見たかったな~。

 

 

ということで後期展示を見に行きました。

 

 

 

 

(紡ぐ Japan Art & CultureのXより)

「阿弥陀三尊来迎図」 鎌倉時代 福島・いわき市蔵 重文◎

 

後期の仏画は初めてお目にかかるのが多くて、それはそれで良かった♪

↑は、縦2m以上の大画面に、阿弥陀三尊だけ。

大っきい! 阿弥陀様は等身大。

観音・勢至菩薩の装飾の色が、緑色と紺色だけなのが素敵。洗練されています。

 

 

香雪美術館の「二河白道図」も見ることができたし、絵巻物も沢山あって面白かったです。

 

 

 

仏像も前期・後期で入れ替わっています。

浄土宗なので仏像展示が少ないと予想していましたが、10点くらいありました。

 

 

 

(美術展ナビのXより)

「阿弥陀如来立像」 鎌倉時代 浄土宗蔵 重文◎

吊り目で、小顔で、スレンダー。

 

 

やはり阿弥陀如来像が多かったです。

小っちゃい厨子に入った、超小っちゃい阿弥陀三尊もありました。細かすぎて見えない!?

 

 

練供養に使う菩薩顔のお面もあり、それらはもう仏像の頭部そのまんまでした。

大きくて重そうで、目はあんまり開いてないし、あれを顔につけて歩くのは重労働だと思います・・・。

 

 

 

 

最後に撮影OKの部屋があり、香川・法然寺の「仏涅槃群像」がお出迎えしてくださいました!

涅槃の時の皆様一同を、絵に描くのではなく、立体で再現してしまう!

全部で82体だそうですが、会場に26体いらっしゃいます。

 

 

 

 

お釈迦様は282cmあるそうです。

周りの人達も等身大ですよ。お寺のお堂どれだけ広いのか。

左の人はショックで寝込んでしまったのかしらん? まさか居眠りではあるまい。

 

 

 

 

動物も見守っています。けなげ。

猫ちゃんだけ見守っていない?

 

 

 

 

こうもりとかたつむり、可愛い。

 

 

東京の増上寺や祐天寺も、浄土宗だったのですね。知らなかった。

徳川家康が浄土宗に帰依していたことも。

法然上人の生い立ちも初めて見聞きしました。9歳の時お父さんが夜討ちに遭って亡くなり、遺言により13歳で比叡山で出家。

戦はあるし、飢饉も伝染病もあるし、当時は偉い人も庶民もずっと大変だっただろうな・・・。