ぐりぐり寺

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~~ぐうたら宗脱力派ぐりぐり寺へようこそ~~
仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

 

 

東京国立博物館 7月20日(月祝)まで

「特別企画 アイルランド チェスター・ビーティー・コレクション 絵巻と絵本のたからばこ」

公式サイトこちら

 

 

まだ引っ張っているGWの東博徘徊日記。

表慶館の次は、本館2階の特集展示です。

 

 

 

 

前は特別1室、2室と言っていた、D室とE室で開催しています。

絵巻物がたくさんありました。

この春東京、仏像の展覧会はありませんが、絵巻がある展覧会は多いですね。

 

 

チェスター・ビーティ―氏(1875-1968) は、ニューヨーク生まれのアイルランド系実業家だそうです。

鉱山の開発と運営で財産を築き、イスラム諸国・アジア・ヨーロッパの写本、稀覯本(きこうほん)、版画を中心に収集しており、1917年に来日した時に絵巻や絵本を購入したとのことです。

アイルランドのダブリンに美術館があります。

 

 

 

 

長恨歌絵巻 狩野山雪筆 江戸時代・17世紀 絹本着色

解説には「数あるチェスター・ビーティ―の絵巻・絵本の中で、もっとも有名な絵巻」とあります。

絹布に上質な絵の具を使った豪華絵巻。

1917年の昔とはいえ、なぜこんなお宝が売りに出されてるんだろう。お金持ちなら買えちゃうものか?

 

 

玄宗皇帝と楊貴妃の物語。

赤い服の方が楊貴妃。きっと美人なのでしょうが、この絵では周囲の侍者も同じ顔なのでみんな美人に見えます・・。

外国人の鑑賞者で、左から右へ見ている方がいました。そうか~右から左へ進んでいくことは、教わらないと知らないですね。

 

 

 

 

酒呑童子絵巻 江戸時代・17世紀 紙本着色
 酒呑童子絵巻は、他の所蔵品で何度か見たことがあります。たくさん作られたんですね。

毎回思うことは、鬼1人に対して武士6人が戦ってるのは、ずるくない?

しかも毒酒飲ませて寝てるところを襲っていますし。

1対1で真っ向勝負なら、酒呑童子のがずっと強いよねぇ。

 

 

人的被害が甚だしい鬼だから、奇襲も卑怯もないか~。

ん? 今気づきましたが、「酒呑童子」って「飲酒児童」ってことですかね。現代語に直訳すると。

 

 

 

 

十二類合戦絵巻 江戸時代・17世紀 紙本着色

タヌキ軍が十二支の動物軍と合戦をするお話。初めて見ました。

タヌキ軍は十二支以外の動物が参戦しています。

クマ、キツネがいる。鳥が多い。

 

 

 

 

結局、十二支最強の龍部隊登場でタヌキ軍は敗北。。。

えー、龍が出たら何でもありでしょうよ。

身体が武士で顔だけ龍なのね。

 

 

 

 

住吉物語冊子 江戸時代・17世紀 紙本着色

絵本もありました。なんて鮮やかなんでしょう。

状態もとても良いです。これを売ってしまう持ち主とは一体何者?

代々続く名家が没落したとか?

 

 

上の絵は、四位の少将なる男性が、姫君を垣間見ている場面。

隣りで見ていた女子2人が「平安男子、垣間見し過ぎ」と話していたのに笑っちゃいそうでした。

源氏物語も伊勢物語もそれあるからねぇ。

 

 

絵本の展示は、開いたページしか見られないのが残念です。

前も後ろも見えない。仕方ないけど・・・。

 

 

 

 

あっ!この絵!!

これはっ!?

 

 

 

 

百鬼夜行絵巻がある!!

知らなかったー。

百鬼夜行絵巻は、現在残っている中では、室町時代の大徳寺真珠庵本が最古。

時代を超えて描き継がれ、いくつもバリエーションがあります。

そのうちの一巻がイギリスにあったのですね。

 

 

見られる機会はそうそうないですよ。

ガラスケースにかじりついて凝視してきました。(本当にかじりついてはいない)

百鬼夜行のお話はまた後日書きます。

 

 

今から110年前は、こんな素晴らしい絵巻が売りに出ていて買えたなんて、信じ難いです。

一巻買いたい。(資金的に無理)

今の持ち主が海外でも、大事に保管してくれて、里帰り展示してくれてありがたいです。

 

 

 

 

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