戦後に行方不明になった仏像を、発見したニュースがありました。
こちらです。(中日新聞Webより)
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勝手に内容を要約しますと、
大正時代、神仏分離でお堂や塔が失われ、奈良県吉野町の桜本坊に仏像が集められていた。
資金難の桜本坊のために、仏像約70体を実業家が引き取った。
1941年から鎌倉国宝館で寄託展示されていたが、戦後行方不明になった。
奈良国立博物館の研究員が、3年かけて行方不明の仏像を調査した結果、
「普賢菩薩坐像」と「不動明王及び二童子立像」を、国内の個人が保管していることを突き止めた。
現在、なら仏像館で展示中。 (なら仏像館のサイトはこちら)
だそうです。
古~い白黒写真を手掛かりに、現在世の中にい~っぱいおられる仏様の中から、同じ像を見つけ出すってすんごい大変でしょうね!?
古そうな仏像ってだけなら、お寺や美術館じゃない所でも、あっちこっちで見かけますものねぇ。
古美術店や骨董品屋さん、アンティーク市や蚤の市、東京ドームのアートフェア、お土産屋さんやカフェの奥に鎮座されてたりもするし・・・
ネットオークションやネットフリマ、国内海外のオークション、業者向け売立会・・・
個人の蔵や床の間に眠っているかも・・・果てしが無い!?
自分は仏像好きといっても、説明書きを読めば 「何時代の、どんな技法で、材質はコレで、作風は誰に近い、どこ所蔵の、何々如来坐像」 とか分かるのを拝観してますからねぇ。だいたい。
まったく何もない状態から 「この像は桜本坊にあったのと同じ!」 とか特定できるのは相当お詳しい研究者の方がなせる業ではないでしょうか。
仏像の探偵です。厖大な知識と地道な努力によるものですね。
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