先日、かみさんと スーパー戦隊のVシネクスト2本立てを観てきました。
今日は、そのうちの1本、
王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ
について。
定番となっている戦隊VS物ですが、昨年のドンブラVSゼンカイは、「ドンブラ編」「ゼンカイ編」とそれぞれ独立したエピソードを行った後に「VS編」で共演という、かつての「仮面ライダー×仮面ライダー」を思わせる変則構成でした。
ドンブラもゼンカイも、あまりに作品個性が強く、無理な共演エピソードは互いの魅力をむしろ減じてしまうという判断ですかねぇ。
共演エピソードをきれいにまとめるためには、どちらかを完全に主軸にして、どちらかをお客様扱いにしなければならなかった……で、それは避けたという事でしょう。
（難しそうだからこそ、観てみたかったという気持ちもありますが）
で、キングオージャーも作品個性が非常に強い作品だったのですが……
キングオージャーって、案外共演編は大丈夫というのは、TVの時点でキョウリュウジャーとの共演編があり、既に証明済みじゃないですか、って？
いやあれはかなりの変則でしたよね？
キングオージャー最大の個性である「世界観」をあえて引き算してキョウリュウジャーのいる地球を舞台とし、
桐生ダイゴと空蝉丸という2大キャラクターをキョウリュウジャーメンバーから引き算してほぼ欠席状態とし、
新キャラクター：プリンス＝キングキョウリュウレッドを接着剤として加える
という荒業でバランスをとるという。
まぁ作品が面白ければ、カーレンジャーVSオーレンジャーみたいにバランスが崩れていてもそれはそれでいいとも思うのですが。
↓激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー
この作品では、主軸は完全にカーレンジャー側でした
さて、今作はどうだったかというと……
以下、ネタバレ有の感想。
内容は完全に「ドンブラ主軸」でしたね。
キングオージャーメインライターの高野水登脚本だったにもかかわらず。
これも、2本同時公開というスタイルゆえ可能になったことでしょうか。
作中で言われていた通り、こちらの作品でハチャメチャをやっても「～VSキョウリュウジャー」の方でまじめにやればいい、と。
「キングオージャー（ロボ）がドンブラのTV版に先見せで少し登場した際の事」や「カブトムシのギィちゃん」を引っ張ってくるなど全体的に小ネタが効いていて面白かったです。
ただまぁ、さすがに本家（？）ドンブラザーズなみにわやくちゃに振り切ることはできなかったのか？ 若干おとなし目ではありました。
だって、昨年は「ジロウはまるで悪役であるかのようなポジションのまま」「メインキャラであるソノイが死んだまま」という物凄い投げっぱなしをやらかして「終」ですからね。
それに比べてなんとまとまりの良い作品に仕上がっていることか！
むしろこの程度にわやくちゃを留めておいてくれた方が、安心して作品を楽しめるというのも間違いないです。
後、余談。
いや～1年前に「ソノイはイシャバーナで治療されて復活するのではないか」という予想を立てていたのですが……。
（「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー を観てきました！」参照）
外れましたね（笑）
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。