先日、かみさんと スーパー戦隊のVシネクスト2本立てを観てきました。
今日は、そのうちの1本、
王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー
について。
以下、ネタバレ有の感想。
2本立ての内、1本目である「キングオージャーVSドンブラザーズ」がドンブラが主軸と言っていいハチャメチャな内容だったので、(作中でも言われていたように)こちら「~VSキョウリュウジャー」は、さぞや正統派のVS物になっているのではないかと思って鑑賞を開始したのですが……。
変化球どころか魔球と言っていいような、独特の作りをした作品でした。
TVシリーズではあえて おあずけ をくらわした形になっていた桐生ダイゴと空蝉丸の登場。 そこは予想通りだったのですが……
あれ? この作品って、実質空蝉丸が主人公として作られている!?
本来ならばメインの主人公としてのポジションにいるキングオージャーのメンバーは全員が歴史改編の影響を受けキャラ変しており、設定も髪型も服装も性格もTV版とは異なるものに。
普通、誰か一人は歴史改編の影響を受けずに元のままのキャラで、その人物が空蝉丸とコンビを組んで事件を解決する……ってストーリーになるんじゃないですかね!?
これじゃ、キングオージャー側は、脇役じゃないですか……
いいのかな? そこまで作品軸をキョウリュウジャー側に寄せてしまって……1本目も作品軸はドンブラ寄りだったよ? みたいに思って観ていたら……。
ん? 作品の中心となるキョウリュウジャーメンバーは、空蝉丸、ダイゴ、弥生、プリンスの4人!? 他のキョウリュウジャーキャラはクライマックス以外ほぼ出番なし!?
何? この変則チーム。
このメンバーチョイスゆえ、同窓会的なキョウリュウジャー10thムードとも異なるノリ。
で、作品の構成というかスタイルは、TVシリーズでのキョウリュウジャーゲスト編も思いっきり絡めた形で ちりばめた伏線を回収していくといういかにもキングオージャーらしいもの。
その為、作品全体のムードは、やはりキングオージャーが主軸の作品であるかのように感じられるんですね。
物語を主体的に動かしているキングオージャーキャラが一人もいないというのに!
2本立てということで、王様戦隊キングオージャーの大きなウリである部分として
~VS ドンブラザーズ では、キャラクターの魅力を
~VS キョウリュウジャー では、作品スタイルの魅力を
それぞれ抽出して盛り込んだ、という事なのかなぁ?
(「~VS ドンブラザーズ」も、作品のノリこそドンブラノリでしたが、キャラは全員生き生きと活躍しておりました)
いやぁ~なんか変なものを観たという気もするのですが、無茶苦茶楽しかったです。
あくまでお祭りスペシャルムービーですからね。
これはこれで十分アリです。
おまけ
昔作ったやつ。
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